日曜日, 10月 15, 2006

巡検

 僕の専門は地質学です。ちょっと前の投稿で自分の研究に関連のある学会が自分の大学であったとか回りくどく特定できないように書こうとしていたみたいですが、その直後に地質学会とか書いてあって、ほんと無駄な事しました。

 で、地質学といえば、なんといってもフィールドワークです。そうです。自然と相対峙する分野です。多分小中学校の時に家族でキャンプ行ったのが楽しかったので、なんとなく野外調査することやりたいなーと思ったのがきっかけです。僕がその選択を迫られた時は、トトロの森やらエコロジーブームで、兄貴も森林科学を専攻していた事もあり、自分もその道に進もうかと希望したところ、成績が不良で行けず、やむなく石にした、という経緯があります。これ前も言ったかなー。

 うちの大学の自然環境科学科は、野外授業が多分他の大学よりも充実しています。これは高知という土地柄もあると思いますが、やはりすばらしい自然が近くにあることは非常なメリットです。道路はある程度張り巡らされており、人もぽつぽつ住んでいて、治安がいい。危険動物も少ない。こういう背景で基本データが蓄積され続け、世界でも有数の科学分野がぽつぽつあります。地質学的にも世界的に注目されているフィールドがたくさんあります。

 なので、僕は誇りを持って学生に野外授業を行う訳なんですが、なかなか伝わりませんね。うーん、これは僕の力不足のせいでしょう。

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