金曜日, 2月 09, 2007

助教授昇任

なんと、今度、助教授に昇任することになりました。
多分来月くらいには正式になるのではないかと。
先日教授会で承認はされました。

その前にいろいろ委員会がありまして、自分が準備した書類に不備が多々あり、委員長である教授の先生に大変ご迷惑をおかけいたしました。それから模擬授業というのがあって、その後人事委員会で決が採られて、通過すると最後に教授会で諮られます。
教授会で投票に入る前に、これまでの経緯などの説明があります。諮られる本人(僕)は別室で待機です。
で、採決が終わった後、また教授会の部屋に戻ります。
すると理学部長が
「教授会として承認しました。」とおっしゃられた後、
「学生のような言動は不適切な場合があるということなので、慎むようにしてください」
と言われました。

あーっ、そういえば経緯説明のところで、推薦者の文章も読み上げられるのでした。
僕の推薦文には、確かに
「学生のような言動が見受けられるが、そのような言動は教育的に適切に働く場合もあるが、逆の効果になる場合もあるので、自覚してほしいというのが老婆心ながらのコメントです。」
というような文章がありました。

どうもその推薦文の読み上げで、その部分が受けたらしく、場がなごんだようです。
うーん、おいしい。

しかし、来年度から2年間、海外留学で不在になる輩をなぜこの時期に助教授に、と思ったかたもおられるのではなかろうか。
上げてもらうこちらとしては、断る理由はないのであるけれど。
タイミングがそうさせたとしかいいようのないことかもしれません。

ひとつには、来年度から職階名が変更になり、業務や条件が変わるためであると言われております。助手は助教、助教授は準教授に改まります。このような変更の趣旨は、助教にも主体的な研究をさせることを主な目的としています。その代わり助教はすべて任期付になります。このまま僕が助手のまま来年度を迎えて助教になった場合、任期付にせざるを得ず、労働条件の不当な改悪とも捉えられかねないという配慮をいただいた、ということです。
今ひとつは、ポストが余っていて、理学部内の配分と業績などを勘案してちょうどマッチした、ということです。

心新たにがんばります。

余談ですが、初心忘るべからずという言葉の意味は、いつも初心を忘れないということではなく、初心になることを恐れてはならないということではないか、つまり、新しい環境にチャレンジする、変化することを忘れてはならないという意味ではないかという話をどっかで聞いた。新しい初心にチャレンジし続けようという意味である。とすれば、今度の海外留学も初心忘るべからずであり、今回のこの件も同様である。とか言ってみる。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おめでとう!ハッシー先生!
そういえばあの下痢ゲロ騒動の出会い、未使用クリノメータ紛失からもう随分たったね。大きくなったもんだ。うれしい限りです。
その「学生のようなーーー」コメントって、前半に重きがあり、かつ「慎むように」ではなくて、「自覚するように」だよね。でも「受けた」のは良かったね。
学生的タメ口結構だよね。ばんばん行きましょう。自覚して(楽学天真)

Hassy さんのコメント...

ありがとうございます。といっても全然実感ないです。
理学部長が紹介していたときは別室待機で聞こえなかったのですが、どうも後から聞いた話だと、別にそこまで言わんでもというくらい通常よりも長く紹介していたということでした。どうも、理学部長がどうしてもその部分をしゃべりたかったみたいです。
昔の自分のあほさを自覚するにつけ、とても学生に向かって偉そうにするところでもないと思って、学生に向かって友達感覚でしゃべると、真に受けられて困ります。思ったより親しまれるような立場ではないかも知れません。まぁ、学生もいろいろで相手によりますが。