日曜日, 10月 29, 2006

冷静になって考える

どもー!はっしーです。

いやー、海外留学、楽しみだなー。
来年の春から2年間の予定です。年齢的に最後のチャンスでゲットしたチャンスなので、もう喜びもぎりぎりの一入です。一入、ヤフー辞書で調べてみてね。僕は読み方を今日知りました。

とか、ま、浮かれて気分なわけなんですが、ちょっとここで冷静になってみようと思い立ちました。
もう、無条件で海外留学楽しみーとかだけ言ってるのは、これはただのあほうだろ。
全国から選ばれた精鋭の一人ならば、今一度その意味を吟味するべきではなかろか。
もうすでに文章が浮かれているのであまり説得力ないですが。

まぁ、ある場面では、面接受ける前から書類通った時点である意味浮かれていたのですが、そこで一部の人からは、何のために海外に行くのか?と問われることもあったりしたわけですね。
そのとき、その中のある人は、
「箔がつくから?」
と言われて、
「うん、そうだね」
とメンドクサクテ速攻認めました。

ま、それもないとは言わない。
でも、日本で博士になって、ある程度の箔がついたとしても、実は一般社会が思っているほどの箔ではない。
これと同じように、海外に行ったからといって、単純に箔がつくものでもないかもしれない。
一方で、向こうでなーんも得るもんなかった留学生もいないわけではない。

じゃ、何を求めていくのかと言えば、もう単純に、一番手っ取り早いのは英語です。
やはりサイエンスの世界の共通語はなんだかもう英語なわけで、ここで日本はすでに不利なのです。
この言葉の壁は非常に高いと予想されます。
なぜかっていうと、個人的な夢想でありますが、今進んでいる国際プロジェクトがらみの国際会議なんかで、日本の国益を主張しなければならない立場の人で、もう何回も海外でそういう修羅場を経験している方が、
「やっぱり今でも英語にストレスを感じる」
と言っていました。
立場的な緊張感の違いもあるでしょうが、やはり日本人はこういう国際的なところで英語の不利益を被っていて、そうそう打破できるものではないということなのだろうなぁ、と、薄々感じます。

自分の経験で鑑みても、去年参加した科学掘削船による研究航海で、一月半英語漬けだったことがありましたが、そこでもなかなか通じないこともありました。なんだかショックだったアメリカ人の言葉で
「Am I in your way?」
と聞かれて、
「はぁ?」
みたいな。
何言っているかわからなくて、あとで英語が堪能なドイツ人に聞いてみると、
あむあいいんゆあうぇい、だったというんで、ちょびっとショックでした。
AmもIもinもyourもwayもみーんな、中学で習う単語でないか。
これが、テストに出なかったAmからの疑問型だったもんだから、すっかりわからなかったという訳です。
これは、もう慣れしかないんだろう、現場で鍛えるしかないと思った訳です。

ただ、留学しても浮いちゃって孤立する日本人とか、日本人としかつき合わなくて外国にいる意味ないとか、そういう人もいるみたいです。まぁ、向こうでやることもちゃんと具体的にあるので、ま、路頭に迷うことはあまりないとは思うんですが、なんとか、ネイティブとできるだけ時間を多く取ろうと思います。やっぱり船みたいに孤立した場所ではないので、自ら進んで交流しないとなかなかそれでも生きていけてしまう気がします。

あとは、国際プロジェクトに関連する人のところに行きますので、その辺の国際的な研究者の人脈を広げるとかですかね。
ま、国際プロジェクトに関わらず、多くの研究者と交流できたら幸せですね。

やっぱり、言葉は大切だということで、マリナーズの城島も苦労しているようだし、おいらもがんばろうと思います。

といっても、まだ5ヶ月くらい先なので、こっちでやることもいっぱいあるし、こつこつがんばります。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はっしー、おめでとう!
別に海外留学に理由なんていらないじゃーんと私は思うんですが、なんでみんな「どうして外国なの?」って言うんでしょうね。良さそうな研究機関がそこにあったってだけじゃダメなんでしょうか。研究に集中できる大切な大切な2年間頑張って下さいね。
ちなみに、最近は「どうして日本に帰って来ちゃったの」とか聞かれますが、「ご飯が美味しいから」と答えることにしています(ホントだし)。

匿名 さんのコメント...

いやはあ、はっしーサイトをおとづれたら、Mayumi殿もコメント。留学への期待が大きいね。冷静って大事だね。英語なんてすぐに慣れるから、その先がいいね。JSPS留学はこちらが強い。なんせ、彼らが給料を払う訳ではない。それどころか、JSPS-NSF協定によってもらえるはず。ということはハッシーの側に自由がある。そこが学生留学や先方の雇用によるポスドクとは絶対的に違うところ。大いに学び、大いに遊び、大きく成長しましょう。2年経ったら別人、なんてね。遊びに行くぞ!
東部は遠くて大変だけど。