月曜日, 12月 18, 2006

無事帰国

無事帰国しました。

アメリカの学会では、留学受け入れ教員との打ち合わせをやったり、行く予定の大学にいる日本人の方とか紹介してもらったりして、大きな収穫がありました。その他、研究上の情報のみならず、いろんな情報を仕入れまして、これまた有意義なことでありました。
中にはがっかりな情報もありましたが、贅沢いうのも大概にせいよ、ということですぐに前向きな気持ちに切り替えることができました。
まったく世の中ますます世知辛く、恨みつらみも年ともに積算するようになる仕組みなのではないかと自然と思われる今日この頃であります。比較せずに生きることは困難でありまして、うまく行っているときはいいとして、あるとき自分にふりかかる不幸のあれこれを抜きにして、他の幸せを心から祝福できるほど、他を許し受け入れられるような人徳を身につけることを目標にしなければならないと思わずにいられぬほどなのであります。別に今はまったく不幸ではありません。

帰国便ももちろんインチョントランジット。しかも、インチョンに一泊です。インチョン空港は3度めですが、ついに初めて韓国に入国することになりました。とはいえ、車で10分程度の空港町のホテルに泊まるだけなんですが。ま、いつもそうですが、初めて降り立った空港では、必ず迷いますね。どこ行けば良いのか。しかも、今回はあまり英語の通じない韓国。台湾を思い出します。案の定白タクみたいなオヤジが突っ込んできます。なんとしても正規の乗り場を見つけねばならぬ、ここで笑顔で応じてはいかん、と半ば人を食ったような態度で対応します。やっとこさ、身振り手振りでなんとか正規のタクシー乗り場にたどり着き、そこからホテルへ向かいました。結構タクシー代高かったです。1500円くらいかな。10分そこそこなのに!
ホテルに着いて荷物を置いたら、早速晩ご飯に向かいます。すでに7時半くらいになってました。やっぱ焼き肉だろうということで、ホテルの人に案内してもらって近くの焼き肉屋に行きました。ところが、一人用の焼き肉セットみたいなものはないということで、やむなくすき焼きみたいのにしました。なかなかうまかったです。付け合わせの量がすごくて、野菜だとかキムチとか、イカわかめとか、いろいろ付いてきました。ビールも飲んで、結構高かったです。

翌日テレビを付けると、基本よく分からないのですが、なんかソウルで雪が降ったみたいです。中央幹線道路みたいに聞こえました。ときどき韓国語って、日本語の音と同じに聞こえるときがありますが、多分同じ音が多いのでしょう。意味も多分同じです。ええー!と思って外を見ると、ホテル周辺も雪の中。予定よりも30分早く支度して、空港へ向かいました。
空港では何事もないように手続きが済んで、予定通り出発の30分前くらいに飛行機に乗るゲートが開きました。すごいなー、韓国、こんな雪でも予定通り動くんだ、ま、千歳空港もそんな感じだけどね、と思っていたら大間違いでした。
予定時間を30分すぎても動く気配なし。やっとなぜ遅れているか放送が流れた。
なんと飛行機についている雪を熱湯かけて溶かすんだと。その熱湯をぶっかけるトラック?というか特殊車両の数に制限があり、順番待ちしているらしい。あと30分待ってほしいとのことであった。
そんな熱湯で雪とかすなんて聞いたことないよー。多分日本だったら融雪剤まいて終わりだよー。だいたい人乗せて30分たってから30分待ちとはどういうことジャー!といらいらしていたら、結局1時間待ちで、動き出しました。こちとら帰国後さらに国内線の乗り継ぎがあるので、気が気ではありません。そしたら、なんと溶かすのに30分、滑走路移動でさらに10分かかるだと!ふざけるなー。もう乗り継ぎはぎりぎりです。

で、帰国。
あと5分で伊丹空港行きのバスに乗らなければ間に合いませんという状態で、荷物回収場。ふと見ると、やはり乗り継ぎのような人が航空会社の職員と思われる方に荷物を裏から探させている模様。おいらもすかさず、「すいませーん、僕も乗り継ぎがあります!」といって、荷物を探してもらいました。おかげで思いのほか早く出てきましたが、すでにタイムアウト。乗り継ぎ便の変更を余儀なくされました。航空会社の人が変更手続きを行ってあげるからちょっと待っててと言ってきたので、しばらく待っていましたが、なかなかアクションがないので、もう自分でやるからいいです、どうせ保証はないんでしょ、といって、国内線のカウンターへ行きました。
発券カウンターで並んでいると、関空内の放送で「インチョンから帰国されました橋本様、案内所までお越し下さい」と呼び出されました。ちょうとカウンターで自分の順番が来たところだったので、国内線の受付の人と話を先にすることにしました。片手にはすでに携帯で予約する一歩手前の状態でした。事情を説明すると、遅延証明書があれば機材の変更を無料でできるというのです。なんてことだ、知らなかった!多分今の放送はその遅延証明書をくれるということなのだろう。ということで、急いで案内所へ向かいました。案の定遅延証明書をゲットし、再び国内線発券カウンターへ。無料で一本後の便に変更してもらえました。

で伊丹へバスで、75分。意外とギリギリでした。高知に着いたのが6時ごろ。インチョンで目覚めてから12時間が経過しておりました。飛行機に乗っていたのが合計2時間あまり。なんと不経済なことでありましょう。つかれた。

帰ったら奥さんと娘のお出迎え。やったよー。無事帰ってきたよ。幸せだなぁ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

がっかり情報の「恨みつらみ」というのが気になりますね。
私発の情報だったりする?いくつかあまり愉快ではない話をしたと思うのだが。

匿名 さんのコメント...

ほんとがっかりだ