1ヶ月たちました

渡米してほぼ一ヶ月経ちました。
　最初の１週間半くらいは生活準備におわれ、次の一週間半くらいでぼちぼち大学に腰を据え始め、最後にパリ研修でほぼ一週間費やしたため、ほんとまだまだなんもです。

　一応こっちのsupervisorとちょっと今後について話をしたところ、
「お前のプロポーザルは、俺がこっちで一昨年出したプロポーザルと非常に似ているな。渡すから読んでみな。これは当たらなかったんだけどね。」
といって、一つプロポーザルをくれました。これはもろに沈み込みメガスラストの地震発生帯上限を決める物性を得るという内容で、僕の専門とかなりかぶってます。この内容の一部はそのまま僕が日本で勝ち取った今回のこの留学プロポーザルと同じです。日本の田舎に住んでいるとどこまでこういう内容が研究者一般に浸透しているのか分からないのですが、結構同じことを考える人はいる物だなぁと思うくらいです。プロポーザルの共著者はこっちのsupervisorと、今をときめくPenn Stateの二人です。これは非常にいい感じです。ネックはレベルが高そうでついていけないかもってところでしょうか・・・。多分ちゃんとやろうとすると二年じゃ無理だと思いますが、経験だけしておきたい分野です。

「それから、もう一つ、この大学の構造地質学の教員とプロポーザルを出しているところなんだけど、これも結構似ているよ。」
といって、もう一つプロポーザルをくれました。これは、砂岩のマイクロストラクチャーと物性を関連づけようという、プリミティブな問題を扱うもので、沈み込み帯に限らない内容です。核燃料廃棄物地下処理とか、石油リザーバー形成プロセスとかにも関連しそうな問題です。ですが比較的物質科学よりで、観察を重視している感じがします。これはファミリアなので、なんとなく安心感があります。

でもま、心の中ではすでに決まっていて、前者の難しい方に絡みたいと思ってます。

こっちのプロポーザルは下手な論文よりも長くしっかりしており、レビューも豊富なので勉強になるなぁ。こんどのプロポーザルで真似しよう。

エッフェル塔の乗り場で待つ子供たち

エッフェル塔は、足のところにエレベータがあって、そこから上に昇ります。地下鉄の駅に近いところはすごい人数が並んでいたのですが、奥の方の足（北東？北というべきか）は比較的少なめでした。それでもやや待ちます。切符売り場の下に階段があって、そこで子供たちが待ちくたびれています。ど真ん中の一番おされな黒髪の女の子は、我が娘であります。ヨーク見るとアンパンマンバックがパリの街にさんさんと輝いております。サングラスはリンゴ柄で、上にヘタが付いているオツなデザインです。ファッションの街パリで、これをつけて真顔でいられるところに、我が娘の腹の据わりっぷりが出ております。というか分かってないだけですけど。家族っていいですね！（クリックすると超巨大な生サイズ写真が出てきます。でかいので注意！）

シカゴ

無事パリ出張？じゃなくて研修か、が終わりシカゴに到着。時差ぼけで今は朝5時ですが、こんなの書いてます。

パリの研究討論会は、一昨年参加した海洋掘削プロジェクトの進展を発表しあう内容なのですが、掘削計画そのものが本来の僕の専門とはちょっとずれているので、船で乗っていたとき以上に居心地が悪かったような気がします。今年から始まる、僕の専門ストライクな海洋掘削プロジェクトに参加するべく、練習で乗せてもらった（といったら問題かな）航海だったのです。一応ない知恵を絞って、なんとかずれているその業界にも関連するようなことをしました。とりあえず、その業界についてやや勉強になりました。

パリはご飯が美味しかったです。パスタもピザも肉も魚もパンも、何も問題ないです。というかうまいです。街並みは遠くからみるとすごいきれいでした。近づくとやはり都会です。タバコを吸う人が多い印象ですね。ほとんどレストランはオープンカフェ形態で、結構レストランでタバコ吸ってました。僕は吸ってません。

やや観光。凱旋門とエッフェル塔とルーブル美術館がメインかな。あとは討論会場に行く途中にあるパンテオンとか、迷って行ってしまったノートルダム寺院とか、凱旋門から帰りに歩いたシャンゼリゼ通りとか、ま、なかなか、いやいや、楽しかったです。モナリザは意外とあっさりしてました。

明日マジソンに戻ります。読むべきものが溜まってます。来週からゆっくりこなしていこう。

パリ到着

今、パリです。アメリカの住んでいるところから時差7時間で、今パリは夜10時半。ちょっと眠いです。明日は朝8半から研究討論会です。早すぎ！もう寝よう。おやすみなさーい。

今日はちょっとしたフォーマルなパーティー

今日は後30分位したら、ミーティング。パリの発表練習？も兼ねています。
午後は夕方からちょっとしたフォーマルなパーティーがあるらしい。家族で参加する予定です。最初はどんなパーティーとか考えず参加しようと思っていたのですが、ふと気になってどんなパーティーなのか、ほぼ同室のジェレミーに聞いてみると、偉い人の挨拶とかあるというので、なんかフォーマルっぽいです。ドレスアップするというから、間違いないっぽいです。
「えー、それじゃ、ちゃんとした服着てかなきゃいけないの？」
「うーん、でもそんなでもないよ、スーツまではいらないんじゃないかなぁ」

とはいえ、来たばかりなので服はない。奥さんもまったくそんな服を持ってきていない。買いに行かねば。

それから、もう一つの問題は会場へは車で行ったほうがいいらしいってこと。車で行くとなると、酒が飲めない。奥さんに帰り運転してもらいたい。でも車は先日納車したばかりで、チャイルドシートもないし、奥さんもいきなり初の米国運転を酔っ払いを乗せた夜道でやるのはいやだといっています。

それじゃ、ちょっとした服とチャイルドシートを買うついでに奥さんの車の運転の練習もかねて、ということで木曜日の午前中は買い物に出かけました。発表準備はもちろん終わっていません・・・。

午前中で無事目的を果たし、午後大学へ。結構がんばって、自転車で帰宅。自転車で帰りは25分くらいかな。帰りは登りが多いので、ちょっと時間がかかります。
夜続きをやって、無事なんとかパワーポイントは完成。なんとかなるかなー。

DS-2019

今日は朝９時から論文勉強会？みたいなものに参加しました。ある論文に対して適当に意見を言い合うみたいなミーティングでした。でも、こんな沈み込み帯からかけ離れた場所だけれど、沈み込み帯の話ができるようなので安心しました。というより、今日はなんか沈み込みプレート境界地震発生帯にみんな興味があるように見えたが、本当だろうか？もうちょっと様子を見る必要あるな。今日の内容は非常に僕もファミリアな部分が多かったので、論文読んでませんでしたがやや発言できました。（ひどい英語で）

その後、すぐ留学生センターみたいなところで、留学生の心得みたいなセミナーに参加しました。これは、留学生は一度は必ず参加しなければならないもののようです。最初、到着したことを登録しにいったときは、ウェルカムセミナーがあるから来るようにと言われたときに、なんかウェルカムパーティーでもやるんだろうなと思って無視して日がすぎたのですが、あとでホームページでよく読むと参加義務のあるセミナーだと知って、驚いて別の日程を設定してもらいました。

それとは別に、こんどパリに出張があるのですが、米国の留学生が近隣以外の国に出国するときは、DS-2019という書類に担当者のサインがいるらしいのです。このサインを先週申請したところでした。なんとDS-2019を持っていかれ、完成したら連絡するからとりにこいというのです。DS-2019はどうも米国にいるためにはとても重要な書類らしく、手元から離れると不安になります。受け取りの証書もありません。さらに出発は今度の土曜日なので、早くもらえないかと気に病んでました。

今日のセミナーでは、いかにこのDS-2019が大切かを滔々と語るのがほとんどでした。当然、米国からの海外旅行についての話も出て、ここにサインが必要なんだよと説明してました。申請は2週間前にすること、と言うので、え？！と思わず日本語で言っちゃいました。
「すいませーん！今度の土曜日にパリに行かなきゃいけないんですけど、そのサインの申請を先週して2週間ありません。えーっと、間に合わないんでしょうか・・・。」
「えーっと、あぁ、名前は・・・、あー、君ね、名前覚えてるわよ。特別にあなたのは今日渡します！」
「ありがとう、ごめんなさい。」
ということで、無事サインの入ったDS-2019を本日ゲットできました。よしこれで安心してパリに行けるぞ。

その前にこっちのsupervisorの研究室でパリでやる発表の練習をさせてくれることになりました。これは、ここで研究しようとしていることのとっかかりで、研究プロポーザルとややオーバーラップしているので、supervisorに聞いてもらえるのはいいことだね。実際にここでできることとかsupervisorのしたいことといかにコラボレーションするかのとっかかりにもなるとよいかもな。
とかいいつつ、まだ発表準備が終わってません。今やってマース。

ようやく大学のネットワークプリンターに接続成功

昨日の午後大学へ行き、一番の目的は大学のネットワークプリンターに繋げることでした。
まず、コンピュータテクニシャンの所に行き、Macアドレスを登録してもらいました。
すると建物内のネットワークに入れるようになったみたいです。
あとはUW Madison Dpt. Geologyのページから、プリンターの繋げ方みたいなページに行けるから、それ見てね、とのことでした。
で、そのページの通りにやっても、つながらない。うーん、なんか家でAT&Tのインターネットサービスのレジストレーションに失敗し続けた記憶がよみがえります。

ま、なんかつながらないのでぼやぼやしていると、ほぼルームメイトのニンファが、
「午前中、ハロルドが探してたよ。」
だって。こっちのSupervisorが日曜日に日本から帰ってきているようでした。

とりあえず、挨拶に行った。
「いろいろとうまくいってるかい？」
と聞かれたので、直近の問題である
「プリンターがつながらないんだよー」
というと、いろいろ手助けしてくれました。
日本じゃ雑用のようなことを、supervisorが動いてくれるなんて、恐縮でした。

ですが、結局つながらず、もしかしたら日本語OSの問題かもしれないということで、日本人の研究者の方に質問に行きました。それでも解決しなかったのですが、日本語で延々と話して帰りが遅くなってしまいました。

今日（火曜日）、朝から学校に来て早速リトライです。ドライバーを調べてみると、Intel Mac用のドライバーがあるようです。それに入れ替えたらあっさりできました。なんだー。

お昼にsupervisorがお昼ご飯に誘ってきてくれて、一緒に行きました。地下の韓国料理屋で、ビビンパを食べました。なかなかおいしかったです。その後、いろいろ話をして、学生やら教員やらを新たに紹介してもらったりして、英語三昧な昼時で疲れました。でも、なかなか充実しております。

すぐ後ろにある芝生のきれいな公園

初の自前画像です。これまで本の表紙以外、画像はありませんでしたが本日解禁です！
これは、うちのアパートのすぐ後ろにある公園です。ここまでは歩いて２分くらいで行けます。ですが、遊具のあるところまではずいぶん遠い！真ん中へんにちっちゃく見えてますがー！！！

車納入

昨日の日曜日は午前中に後ろの公園に行って、お昼にショッピングモールで中華を食べて、買い物して昼寝してまったりして終わりました。
日曜日は銀行も車のディーラーも閉まっているので、特にすることありません。車を日曜日に売らないのは、昔馬を売買していたときの名残だと、これまた車の売買に詳しいジムに教えてもらいました。これ知らなかったら日曜日にディーラーに行くところです。とかいって本当に閉まっているかは未確認です。

今日は朝から銀行に行って、車の資金を調達しました。窓口で引き出すときに、現金ではなくて小切手で引き出せることを初めて知りました。最初は知らずに現金で引き出そうとしたら、怪訝そうな顔をされました。
「質問がありマース！このPersonal Checkで引き出すってどういう意味ですか？」
「こっちのほうが安全でいいですよ。ほとんど現金と同じですよ。」
「これから車の代金を払いにいくんですけど、ほとんどのディーラーで受け入れてもらえますか？」
「ディーラーどころか、個人売買でも受け入れてもらえると思いますよ。」
「じゃ、小切手に変更してください。」
・・・。
後ろのプリンターから小切手が出てくる・・・。なんかありがたみ少ない・・・。
「使ったことないんですけど、どうやって使うんですか？」
「ここで半分に切り取って・・・」
びりびりびりっ。
「こっちを相手に渡して、こっちはあなたが大切に保管してください。」
「これを渡すだけですか？（ぼくのひどい英語は「Only pass it them?」でした。）」
「Just give it them!（なんか伝わったみたいです）」
「わかりました、ありがとう。」
「どういたしましてー！！！！（こっちの人はYou are welcomeを大変大きな声で言う。日本語に訳すとなんか変だ。）」

朝9時半に、約束していた迎えのタクシーがアパートの前に来て、ディーラーまで送ってもらいました。
保険にまだ入ってないけど、気をつけて乗れば大丈夫だとか言われて、保険なしでアパートまで帰りました。無事到着。
買うときはもう値段と車種が気に入っただけで、舞い上がっててなんにも見ていませんでしたが、中の装備もなかなかでした。デュアルエアバッグに６連装CDチェンジャー、リモートドアロック、電動シートアジャスターに、なんとシートヒーターまでついてました。こっちは冬にとんでもなく寒くなるからシートが冷えるんだろうねー。いやー、なんかうれしい。

今日、午後は大学に来ました。
さーて仕事仕事。

現金調達

今日は朝一で現金を調達しに銀行へ行きました。ちょっと歩くと距離があるので、今日も自転車が活躍します。国際口座は基本的にATMからのみで、しかも一度に800ドルまでしか出金できないのです。そのうえ一回につき日本とこっちで210円アンド2ドルずつの手数料がかかります。かなりレートが悪いです。しかも全部20ドル札で出てくる。でもこれが自分でコントロールできる送金方法としては最も簡単です。しかし車を買うくらいの金額だと、この方法は普通に現金ドルに変えて持ち込むよりも数万円の差がでます。20ドル札がウン百枚・・・。持ってるだけで気持ちが悪いので、すぐに銀行口座にデポジットです！ついでに個人小切手の用紙も注文しました。なんと１ボックスが１５０枚入りで5ドルちょいだそうです。数日後に郵送されるそうです。

あとはディーラーに電話して、とりにいくだけだと思っていたら、電話してもつながらない。一応メールを打って様子を見ることにしました。アメリカでは銀行窓口が土曜の午後１時までやっているので大丈夫だろうと思ってました。まぁ、大丈夫じゃなかったんですが。

あと問題は自動車保険の問題がありました。基本の自動車保険でまかないきれない規模を補償するアンブレラ保険に日本で入ってきました。基本の保険はアメリカで入るんですが、この斡旋をまた日本の関連企業がやってくれるということです。なので、その基本の保険に入る手続きをしようと電話したところ、月曜になるまで進行しないし、それから数日はかかるよ、と言われました。うーん、保険なしで車に乗って持ってかえって来れるものなのだろうか？という疑問がよぎる・・・。

ま、あまり考えないことにして、まだ午前10時頃。奥さんの銀行キャッシュカードの暗証番号がまだ登録されていないことに気がつき、一緒にまた銀行に行くことにしました。今度はゆっくり徒歩。娘は安物のバギーに乗っていきます。銀行について暗証番号の登録をするときにパスポートを求められます。窓口のお姉ちゃんがパスポートとキャッシュカードを受け取り、パスポートで顔を確認、すぐにパスポートを返してもらって、カードを機械に通して、暗証番号を打って、もう一回打って・・・、とかしていると、なんか窓口のお姉ちゃんの様子が変です。
「キャッシューカード返したっけ？」
とか言ってます。
なんかなくしたみたいです。
おいおい、そんなことあるかよ、一分もたってないよたぶん。こっちは返してもらった記憶はないものの、あり得ない場所まで一応確認してあげます。向こうもその辺引っ掻き回してあり得ないところまで探しまわります。あげくの果てには周囲に落ちていないかと、ちょっと遠出もしちゃったりして、結局見つかりません。
「あ〜、本当にごめんなさい、なくしちゃったみたいです。今日いっぱい探しますけど、見つからなかったら奥さんのカードを再発行させていただいてよろしいですか？」
みたいなことを言ってきます。ま、ないならないでしょうがないんで、ま、しょうがないと言うほかない。
「お詫びに個人小切手のボックスを三つ差し上げます」
「えー！今朝注文しちゃったんだよー！」
というと
「それじゃーそれはキャンセルします。」
「あのー、じゃ、名前のところ、僕の名前を印刷するようにしてしまったんですけど、なしにしてもらえます？奥さんも使えるようにしたいので。」
「いや、名前は誰かのものがかいてなければならないのでなしにはできないんです。ですが、奥さんの名前と併記することでお二人で使えるようになりますよ。」
「えー！じゃそれでお願いします。」
「今日中に見つかったら連絡します。」
というやりとりで銀行を出ました。ちょっとトラブったけど、個人小切手もらえるし、使用者を併記できるということを知ってなんか得した気分になりました。

となりのショッピングモールでちょっと買い物をしていると、さっそく電話がかかってきました。
「ありました！読み取り機の中でした。普通はすぐに出てくるんですけど（だと思う）」
「それじゃ、１２時から１時の間にとりにいきますね。」
結局３回銀行に行った。

そろそろ仕事といいつつ

そろそろ仕事しようといいつつ、今日は学校へ行かず、車を買いにいきました。

知り合った日本人研究者の研究室に所属しているテクニシャンのジムは、車の売買について非常に詳しく、いろいろなコツを教えてくれました。
その中で、買いにいくなら金曜日がいい！なぜなら、セールスマンは一週間単位の業績を気にするから、みたいなことを言っていたので、今日の金曜日は車を買いにいく日と決めていました。
さらにジンブリックという全米でも巨大なディーラーを教えてもらいました。グーグルマップで調べると便は悪いですがバスで行けそうです。バスの路線を調べてグーグルマップの指し示す場所にたどり着きました。しかし、ショッピングモールはあれど、目的のディーラーは見当たりません。何人かの人に道を聞くと、どうも最近移転してずいぶん遠くになったようで、歩いて３０分以上かかりました。多分こっちでは普通歩かない距離を歩いたと思います。

疲れ果ててようやくジンブリックにたどり着きました。もう、こんなに遠くにきてしまったのだからできるだけ買う方向でいこうと決めていました。すると、なんとスバルアウトバック（日本で言うところのレガシーランカスターらしい）がなんとも値ごろで売ってます。もう数分で心の中ではほとんど決定です。さらにちょっと値切って400ドルほど下げてもらいました。しかし、クレジットカードが使えないんだって！なんじゃってー！

しかしいつになく奥さんが乗り気であり、なんかぽつんと狙い通りのものに会ったような運命のようなものを感じたのかどうかよくわからいけれども、万難排して購入に踏み切ろうという気概がありました。
セールスマンに今の状況を説明しました。現金がない訳ではないが、すぐに用意できるかどうかわからない。なぜなら基本的にお金は日本の銀行にあるので、送金に時間がかかる。送金できるまで待ってもらえないか？
ひどい英語でしたが、なんか伝わったみたいです。セールスマンも心優しい人で、一生懸命理解しようとしてくれます。

セールスマンは困った顔をして、自動車売りにとって在庫自体にコストがかかるので理解してほしい。いくらかデポジットを置いていかないとキープすることはできない、といいました。真っ当な感じでそんな悪い印象はありません。デポジットも今持っているお金では足りなそう。うーん、ここは運を天に任せて、他の人に売れないのを祈りつつ金策に走るか・・・。
でも、ローンはどうかとか、アメリカの銀行から日本の銀行に打診してもらおうとか、日本の銀行から直接ジンブリックに振り込めないかとか、日本はもう土曜日だからだめだとか、いろいろ議論をしてくれました。そこへ登場したのが、ジェネラルマネージャー！

ジェネラルマネージャーも一緒になって最善の策を議論してくれましたが、最後は、
「うーんそれじゃ、デポジットは１００ドルでいいよ。月曜まで待ってあげる」
と言ってくれました。

それじゃ、置いてく！というとすぐに書類を作成して、スバルアウトバックに「sold」シールを貼ってくれました。

でもなんとか早急に現金を手に入れられないかと、その後は銀行を走り回りました。念のため作っておいた国際口座から半分くらい出せました。一日の引き出し限度額を決めていたのでした。でも半分くらい引き出せたから明日もう半分出せば、揃いそうです。明日（今日）はがんばって車をとりにいきます。

そろそろ仕事開始

昨日はほぼ一日大学で仕事してました。といっても、日本語のゲラ直しとパソコンのデータ整理で終わりましたが・・・。でもま、徐々にペースをあげていければいいでしょう。なんといっても、何度も言っている今度のパリ行きは遊びじゃないんですな。一応発表があるので、ほんとそろそろちゃんと準備しなければならない。というかやばい。

今日はそれでも留学生センターと保険センターに用事があるし、それからやっぱり事務所類がもうちょっとあるんです。
できるだけこういう雑用をぱぱぱっと終わらせて、研究する頭に切り替えないとイカン！

夕べも結構雪が降ったらしく、今日は昨日に増して雪が積もってます。でも雪自体はやんでます。
なので、せっかく高い自転車を買いましたが、今日もバスで通学です。バスのフリーパスを使うとなんか街の人みたいで、いい感じです。ほんと持ってなかったときは使っている人がややうらやましかったです。

またしてもいろいろ買ったり

昨日は一日買い物でした。
衣装ケースと棚、室内電気スタンド、レターケースなど比較的大きなものを買うためにレンタカーを借りることにしました。
その前の日に大学のIDを手に入れたので、まずは大学のパソコンショップでパソコンを買いました。

買ったのは白いMacBookのいい方。なんとアカデミックプライスのさらに１００ドル引き。その上キャノンのスキャナー付きプリンターコピー機がタダでついてくるという、日本じゃ聞いたことないすごいサービスです。この街で大学関係者ってすごい特典がいろいろあるんじゃなかろうか。

その後、ターゲットという、東急ハンズを平屋にしたような超巨大なお店で買い物です。目的のものがほとんどすべてが揃います。うちの奥さんは目的のものへ移動している最中に目に入ったものにすぐ目的が変わるので、くっついていくおいらはなんだか訳が分からなくなります。でもま、なんとか買い物も終わり、荷物をアパートに置いて、最後にバスのフリーパスをもらいに行きました。なんと大学関係者はタダでバス乗り放題なのです。なにかもっとすごい特典があるのではないかとますます勘ぐりたくなってきます。

そういえば、お金の問題があったんですけど、解決しました。現金を４０万円ほどしか持ち込んでおらず、あとは日本の国際口座に１００万円入れて、現金はこの程度でいいだろうと思っていました。後はカードでなんとかなるんじゃないかと思っていたのです。ところが、突然カードが使えなくなりました。なんと上限を超えて止まってしまったんです。おー！今まで上限まで使ったことなんてないんでまったく上限なんて頭になかった！家賃は現金であと５回ほど払わねばならず、車を一括購入する資金がなくなってしまいました。

ホームページで調べてみると、こういう海外での使用などで一時的に上限をあげられるサービスがあるんだって！知らなかったよ。ウェブでは手続きできないので電話してくれと書いてあり、国際電話をかけることになりました。といってもスカイプアウトという便利なIP電話で、一分３円程度。日本の受付開始時間を見計らって電話しました。すぐにつながって、簡単な審査があるので３０分後に結果をお電話で折り返しご連絡いたします、というので、国際電話になるがかまわないかと聞いたところ、問題ないだって。ちゃんと３０分後にこっちの室内電話が初めて鳴り、非常にクリアな音声で電話できました。無事上限アップに成功！車も買えるぞ！で、昨日はまたしもていろいろ無事終了。

今日、朝起きるとなんと一面銀世界！結構な雪です。
一日単位で借りていたレンタカーを朝一で返しにいかねばならず、ちょっと心配でしたが無事返せました。

その後フリーパスを使ってバスで大学へ行き、ネットIDを作りました。これは大学から書いてます。
今日からそろそろ本腰入れて仕事をしよう。なんと日本の締め切り仕事がやや引っ張って残っていたりする・・・。なんかさみしい感じ。
まだ細かい事務手続きも残ってて、それもぼちぼちやっていかないとな。

ネット開通！大学のIDもできた

一昨日の土曜日にホテルをチェックアウトしてアパートに引っ越しました。土曜日の昼前にベッドや家具が運ばれて、なんとか住む形は整いました。後はネットだー！と設定をやってみたが、まったく繋がらない。うーん、おかしい。どうも説明書どおりに運ばない。うーん、これはモデムの不良かも知らんというところまで突き詰めたつもりが、
「もしかしたら日本語のOSがだめなのかも知らん。」
と、思い至ったのでした。
OSを入れ替えてからあまり日の経っていない奥さんのiBookを英語版のOSに入れ替えて、説明書どおりに設定してみると、アーラ不思議、ちゃんと説明書どおりにことが運びます。設定さえ済めば日本語OSでもちゃんとルーティングしてくれました。
なんだよー。

ということで、ようやく心静かにネットが出来る環境が手に入りました。もうネットがないと安心できない体になってしまいました。病気かもしらん。

金曜日は受け入れ教員であるハロルドが子供の春休みのスキー旅行から帰ってくる日でした。なんとか金曜日に会おうという約束だったので、電話してみると、今空港に着いた、朝早くてとても疲れたー、というので、まー無理しなくても月曜日に会えればいいよ、というと、いや月曜日は日本に飛ばねばならないというので、無理やり金曜日に会ってくれました。のみならず、ハロルドの家族も一緒に晩御飯に誘ってくれました。みんな朝早くて疲れているだろうにたくましいです。

日曜日はバスでショッピングモールへ行って細かい買出し。

今日は大学へ行って、新しい部屋の荷物を軽く整理したあと、もう学校を出て、自転車を買っていろいろ走り回りました。
せめてメールだけでも確認しようと、大学の端末サービスでgoogle mailで確認したところ、大学のIDができたと言うことで、早速作ってきました。なんかうれしいぞ。

あとは、留学生センターみたいなところとか、大学の健康保険のところとか、大学生協みたいなところとか、大学のパソコンショップとかに行きました。外から見るとお店があるようには見えないので知っている人に聞かないと分からない。自転車で大学を一周したと思う。結局保険屋さんにショップの場所は聞いたのでした。

明日は、車を借りて最後の大きな買出しに行く予定。
あさってから仕事をぼちぼち始めよう。

水曜日

水曜日。今日の目的はなんといっても銀行口座の開設とベッドと布団を買うこと。それから自炊の準備。ついでにインターネットと部屋電話の契約を目的にしました。

昨日大学でも言われたのですが、今日はとてつもなく寒くなり、なんと外は雪が舞っています。昨日までは５℃くらいあったのが今日はいきなりマイナス５℃です。

日本人の研究者に教えてもらったところによるとUW Credit Unionという銀行がいいらしい。理由は忘れました。そこに朝一で突入し、銀行口座を開設しました。非常にスムーズでした。まず第一目的終了。

やはり日本人の研究者に教えてもらったショッピングモールに行って、ベッドを買おうとしました。店の名前がBed, Bath and beyondとかいう名前なので当然ベッドも売ってるだろうと思ったら売ってなくて、布団？だけありました。うーん、これは見当違いだった。でも隣にターゲットという東急ハンズのような店があり、そこで食器やなべなど自炊道具を買いました。巨大なカートに入れて駐車場に行く途中で、あっ！とあることに気がつきました。駐車するときこっちの人はみんな頭を突っ込んでおしりを外に向けるんですね。なんでかなーと思っていたのですが、なるほどカートからトランクへ荷物を突っ込むためですね、多分。僕はそんなことも知らず、律儀にバックで駐車したためちょっと面倒でした。

これだけで結構な量になり、ひとまずアパートへ。荷物を降ろして、マクドナルドで昼ごはんを食べました。マックはどこもほぼ同じですね。

とにかくベッドは今日中に買わねばなるまいということで、やっぱり日本人研究者に教えてもらった家具屋を目指すことにしました。東のずいぶん遠いところで、二の足を踏んでいましたが、やむを得ません。３つほど候補があり、近い順から廻っていきました。ベッドの値段と言うのをあまり知らないのですが、最初の２件は非常に高く、ベッドの本体と、スプリングボックスとマットレスで安くて５００ドル程度でした。こんなものなのか？と思いつつしかし最後の３つめに賭けようと言うことで、一番遠い３つめに行きました。すると、なんと２１０ドルくらいの最も安いセットを紹介され即決！ついでにダイニングテーブルと椅子４脚セットで２００ドル、ソファー４００ドル、ローテーブル三点セット１００ドルといった超安物買いをしました。土曜日に搬入してくれることになりました。

次に東のショッピングモールにあるBed Bath and beyondに行き、布団？セットと枕を買いました。これも超安物。で、荷物を降ろすためにアパートへ向かいました。途中、レンタカーの延長のためにレンタカーショップへ寄りました。

んでもって、さらについでに、昨日携帯を契約したショップへ行きました。なんか一台不具合っぽかったのと、もう一つは室内電話、インターネットの開設のためです。日本人の研究者の方によると、ケーブルテレビが最近は電話とインターネットもやってるのでまとめてはいると安いよということだったので、僕らもそうしようかと思っていたのですが、携帯電話とのセットも安いということで、迷っていました。ケーブルテレビは開設のときに結構お金がかかるらしく、地上波で不満があるかどうかも分からないので、ケーブルはしばらくなくても良いかも知れないと言う話になり、結局携帯電話とセットで電話とインターネットを契約することにしました。これも意外にスムーズで、いきなりモデムを買えて、明日には回線も開くということでした。早いなー。楽だなー。荷物をアパートに置いてホテルに帰りました。

そろそろ娘の体力が限界で、相手する奥さんも限界が近くなってきたようなので、今日はホテルのレストランで食べました。照り焼きチキンを頼みました。なかなかうまかったです。ビールも飲んで、ホテルの食事は気楽でよかったです。

火曜日

火曜日はとにかく10時に大学へ来いと言われていたのでした。なんでも大学のIDを作る書類が必要なようです。ところが、起きたら9時で、家族を引き連れては時間通り行くことができず、11時に大学へ着きました。あっという間に書類の手続きが終わり、昨日の日本人の方がくれると言っていた便利地図をもらい、大学を出ました。

歩いてマディソンのメインストリートへ。高知で言うところの帯屋町みたいな、街中でしょうか。ところが非常にさびれている。こっちはもうイオンショッピングセンターみたいな郊外型の巨大モールがあちこちにあり、はじめから中心街という概念がないのかもしれないですね。昼ごはんのサンドイッチを食べ、レンタカーを借りました。

まずは大学の国際課？で留学生登録をしました。書類をちょろちょろ書くだけ。
次にソーシャルセキュリティーナンバーを申請しに行きました。これがちょっと遠く、レンタカーの威力が発揮されます。これも書類をちょろちょろ書いて面接がややあってすぐ終わりました。2,3週間後に郵送されるそうです。

んでもって、西の巨大なショッピングモールで娘が寝ても楽に移動できるよう折りたたみの軽いバギーを買いました。ついでに携帯電話も契約しようとしたのですが、州IDか州の運転免許証がなきゃだめだと言われました。こっちはIDといえばパスポートしかありません。そんなはずはなかろうということで、別の携帯電話専門店に行きました。するとパスポートだけでも契約できるが、デポジットとして一つの携帯につき500ドル必要だと言われました。まぁ仕方ないと言うことで、1000ドル払って契約しました。1年後に戻ってくるとのことですが、しっかり確認しろと言われました。大丈夫かなぁ。

その後またアパートへ行きました。なんとこのアパートは建物に入るためのオートロックがあるのです。こんな豪勢なところに住んだことないです。で、部屋番号を入力すると、登録してある電話に繋がるらしく、そこで電話を受けてシャープ６を押すと電子ロックが外れるんだって。あの早口のおばさんからこのシステムを理解するのにずいぶんかかりました。
ひとまず奥さんの携帯を登録し、例えば奥さんが家にいるときに、僕が外から帰ってきて入り口で部屋番号を押すと、奥さんの携帯に繋がって・・・です。
そうそう、このアパートは地下にガレージがあって、そこを一つ借りました。なんとガレージの入り口はリモコン開閉で、これまたなんか豪勢な感じを味わえます。

火曜日の準備はここまで。帰りに近所のショッピングモールで食事をしてホテルに帰りました。
続く

続き。とにかくいろいろ準備

月曜日は、昼食後借りる予定のアパートへ向かいました。うろ覚えでしたが、歩ける距離だと妙な自信があり、地図もなく動物的勘で歩いて向かいました。奥さんは当然地図があるものと思って歩いているのですが、途中で道が分からなくなり地図がないことが判明すると愕然としてました。途中で娘は寝てしまい、抱っこし続けるのも非常に辛い状況になり、険悪な感じになりました。なんであんなに歩いていくことを主張したのか、まったく失敗でした。

なんとかアパートに到着し、超早口のおばさんマネージャーの話を3割くらいの理解で、無事契約しました。まずは一安心？バス停も目の前、結構いいサイズのショッピングモールにも歩いていけるし、郵便局もすぐ目の前です。なかなかよさげなところです。

次にバスで大学へ向かいました。なかなか分かりやすいシステムで、バスに安心して乗ることができました。アパートへ向かう途中に買った地図が役に立ちました。もう歩いて疲れきっていたのですが、意外と早くアパートの契約が済んだので、大学へ行くだけ行ってみようということになり、バスで向かいました。

大学へはあまり迷うことなく行けました。中へ入ると、おじいさん風のやせた優しげな教授らしき人が声をかけてくれて、この春から留学でお世話になるのでひとまず挨拶に来た、と言いつつあれやこれや話しているうちに、受け入れ教員とは別の研究室だけれども日本人がいるから紹介してやると言ってくれて、日本人研究者と会いました。いることは知っていましたが、ちゃんと会って話すことはほとんどなかったので助かりました。ここで、当面の準備について細かい情報をゲットしました。この情報は本当に助かりました。

その後ホテルに戻り、昼に決めた向かいの日本料理屋に行きました。ところがなんと韓国の日本料理学校を卒業した料理人らしく、カツどんや鍋焼きうどんは見たこともないものでした。まぁ、味はまぁまぁでした。値段がやや高い。

続く

マディソン入り

シカゴでは、娘が早朝5時に起きて、腹減ったーとアピールするので、朝6時に開店するレストランで朝食。ベーコンエッグにポテトとパンで、なかなかおいしかったです。ベーコンエッグは偉大だなぁ。8時にホテルを出て、空港のバスセンターへ。9時にマディソン行きのバスに乗りました。3時間ほどでウィスコンシン大学の大学ユニオンというところに着きました。

なんだかよくわからないけれど、すごいきれいなところです。
なにはともあれ、ここからホテルへ行かねばならない。あたりを見回すと流しのタクシーなどはいない。うーん、バスでずーっと寝てたので頭がほうけてて動く気なし。しばらくぼーっとして、とりあえずユニオンに入ったところ、学生ボランティアのようなインフォメーションカウンターがあったので、そこでタクシーを呼んでもらいました。

無事ホテルに着いて昼ごはん。ターキーサンドみたいなやつでしたが、かなりまずかったです。向かいに日本食レストランを発見し、今晩はそこにしようと奥さんと即決。

続く・・・。

米国上陸

実家での1週間は、東京で学生時代の研究室の飲み会に参加した以外は、家族とともに過ごしました。それにしても毎日飲んだなぁ。

そして、昨日夕方5時ごろ、ついに日本を出発！本日日本時間の朝5時（現地時間の午後3時）くらいにシカゴに着きました。日本の深夜を通して12時間飛んでました。僕は飛行機の中で結構寝たのですが、横で娘が超ハイテンションだったらしく、奥さんはほとんど寝れなかったそうです。一応二人で寝込んでしまわないよう連係プレーということで。

夕方近くにシカゴ入りで、マジソンまでバスで3時間という話なので、今日はシカゴに一泊することにしました。タクシーでホテルを間違えられて、余計な金を払ってしまいました。早々ついてないです。どうも計画犯のようでもありますが、哀れな日雇い労働者のようでしたので、まぁいいかと。運の貯金貯金。

晩御飯は時差ぼけで食べたいのかどうかも分からないような時間にレストランに入ってパスタでした。これが、昔の給食のうどんスパゲッティみたいな、もやもやしたパスタ？でくそまずい。ほとんど食べませんでした。うーん、これまた運の貯金貯金。

もう、夕方早々にシャワーを浴びて、寝る準備。こっちの夕方は日本の朝で、娘が良く見ていた教育番組の時間です。ソニーのロケーションフリーという機器を実家に設置してあり、なんとインターネットで日本のテレビが見れるのだ！娘は飛行機ではしゃぎまくってあまり寝ていなかったので、大好きな教育番組を見ようとがんばるも、あっという間に寝てしまいました。幸せなやつじゃ。

奥さんもすぐにバタンキュー！
僕だけまだ寝てません。明日も早いので、そろそろ寝るか。ってへんな時間に起きそうだ。