昨日昼ご飯を地球物理系のファカルティーたちと食べました。
後から合流すると、カリキュラム編成の話で盛り上がっています。
結構細かい話で突っ込むことは難しいですが、いやー米国でもやっぱりカリキュラム編成は悩ましいんだなぁということを実感しました。
ここのデパートメントは地質と地球物理が一緒になっていて、目的はなんといっても地球物理に学生が来てほしい、ということでした。
例えば320 Global Geophysicsという授業があって、内容は地球物理の基本的な測定を体験するという実験系の授業です。一応2行ほどの短い説明がついているんですが、これがアピールに弱い!と。石油業界や水門系でも応用されるキー技術だということを書くべきだという意見が出てました。すると、いやいやこんな中身なんてちゃんとチェックするのは興味のある人間だからであって、問題はタイトルだ。このタイトルでこの内容を予想する人もいないし、魅力もない。タイトルで惹き付けねばならない、と。一方で、いやいやより一般的である方が広い対象になるからいいんだ、とか。
あるいは、もっと他の講義との連携を明確にしようとか、新しい授業をやってもいいけど負担がなぁとか、学生が一杯来たらTAは増えるのか?とか、そもそもこういう変更を今しなければならない理由は何なのか?とか、昼ご飯の1時間でなんとも濃密な議論が交わされておりました。これ日本で会議したら何時間かかるかな・・・。ま、昼ご飯の雑談なので、最終的な決定はありませんけども、方向性はシャープになりますね。
頃合いを見計らって、「じゃ、ぼく行きます」と席を立つと、
「いやいや、こっちで勝手に話しててごめんね」
と言われて
「いやいや、参考になって面白かったよ」
と答えました。
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