また、一冊読み終わりました。
「ありがとう」平山譲です
阪神淡路大震災で壊滅的な被害にあった商店街の写真屋店主が主人公。
震災で引き起こされた火事が商店街を急激に襲う。あちこちで潰れた建物内に閉じ込められた人のうめき声が聞こえる。家族が必死に助けようとする。しかし火の手が迫っている。時間との闘い。無情な判断をしなければならない。
そして友人や知り合いが多く亡くなった。
生き残ったことの意味はなんだろう。
写真屋店主はゴルフが趣味でハンデゼロのセミプロ級の腕前だった。
いつものようにしていたら、ゴルフセットも火災で焼けていただろうに、そのときだけはなぜかゴルフバックは車のトランクの中。車もたまたま別のところに止めておいたので、奇跡的に焼けずに済んだ。
そうだ、また夢を追いかけよう。夢を追いかけることができるのが、生き残った意味だろう。生かされて、夢を追いかけさせてもらって本当にありがとう。
で、60歳でプロテストに合格し、シニアで優勝経験を持つ。
これは実話で、実名とのことです。
なかなか面白かったです。
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