先日シカゴのミツワで購入した日本語の本を一冊読み終えました。
「ガンに生かされて」飯島夏樹
です。
若くしてガンになった著者の末期の心境が綴られています。こないだキューブラーロスさんの、ターミナル患者のインタビューをまとめた本は、やはり健常者からの視点で書かれているからか?それとも外人の話だからかもしれませんが、どこか嘘くさいところを感じていました。この本は、末期の本人の言葉で書かれているため(多分結構修正されていると思われますが)、ものすごい現実感があります。しかし、その姿勢はとても真似できそうもないものです。
曰く「僕は今まで人として劣っていた。ガンのおかげで、家族や人生の本当の意味を知った。これは神様が与えてくれたものだ。ありがとう」
こういう思想であふれています。
とても普通の重病患者の言うことではありません。とても幸せなことだなぁと思います。
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