まず最初にあった人は、欲しいと言っている人のパートナーで代理人でした。
10分ほどちょろちょろボディーやらエンジルームを見て試乗せず。
「で、いくらくらいになるの?」
「絶対に売らねばならないから安くすることになると思うけど、今日あと二人と会うつもりなので今のところは表示の金額で。」
「うん、彼女も気に入ると思うよ。今晩電話する。」
と言って別れました。車で1時間半くらいかけて来たみたいです。
次にあったのはインド人らしき人。前の人よりきちっと見てます。試乗もしました。結構噴かしてエンジンパワーを見ているみたいでした。
「結構マイルいってるよねー。僕もスバル乗ってて好きなんだけど。」
と飴とムチ攻撃。
「で、いくらくらいになるの?」
同じ答えをすると、どうも不満な様子。
「いくらくらいだったらいいと考えてますか?」
で、来た答えが25%オフの値段。それはあり得ない。
「そいつは難しいです。」
「ま、考えてみてください。」
ということで、こいつはないな、と。
最後の人は実はもっともメールで熱心だった人で、だからこの人を最後にしたのでした。現金も用意してあるから!みたいなメールでした。他の人は電話クレ、くらいのメールだったのでこの人の印象はメールの段階で一番よかったです。
この人は一番よくチェックし試乗もしました。この人は温度計が気になってるみたいでした。いわくスバルはオーバーヒートしやすいということでした。今時そんな車ないと思うけど。
この人もスバルが好きらしく、ちょうどいろいろ探していたところみたいでした。ほかにも交渉中の同型車があるらしく、いろいろ比較している点を言っていました。
で、試乗が終わって家の前。
「これに決めた。これ買う。」
「え?最初の表示の値段でいいですか?」
「うん、それでいい。」
「あと、土曜日くらいまで使いたいので引き渡しは日曜日でいいですか?」
「うーん、日曜日は銀行開いてないから月曜がいいかな。」
「あとチェックはトラブルがあったときに対応する時間がないので、キャッシュでお願いします。」
「キャッシュ?マネーオーダーって知ってる?それでいいと思うよ。」
「よく知りませんが、そういうのあるんですか。あとですね、月曜までに心変わりされたら困るんですけど・・・。」
「うーん、そんなつもりはそうそうないけど、そういう心配はもっともだな。」
「はい」
「例えば、明日銀行行ってマネーオーダー出してもらってそれを銀行に預かってもらうとか。レンタカー代も払うから明日引き渡すとか、かなぁ。」
「デポジット置いて行ってもらうとかで来ませんか?」
「いやー、それより銀行に預かってもらう方が俺はいい。」
「じゃ、レンタカー代出してもらって明日引き渡しにしましょう」
「いくら欲しい?」
「一日60ドルで3日分で180ドル。」
「よしそれを折半して100ドルでどうだ?」
「それでいいです。」
もし180ドルくれたらオイルチェンジしてあげようかと思っていましたが、ここで値切られたのでオイルチェンジはなしだな、と心の中で決めました。今回は本当に車を売るタイミングと引き渡したいタイミングが違っていたので試しに数日待ってもらうお願いしてみたのですが、ものすごい欲しい人に対してはいい作戦で結果的に値上げに成功したような格好になりました。
その夜、最初の人からは20%引きくらいの値段を提示されました。もう他の人に決めたと言いました。
二番目の人からも、他の人に決めたら連絡くれと言って来たので、もう他の人に決めたと言いました。
翌日、車を掃除して洗車し、ガソリン満タンにして待ち合わせの銀行へ。
こっちの車の個人売買は非常に簡単で、所有者証(Title)の裏面が売買契約書類になっていて、そこにマイレージと値段とサインを書くだけ。銀行でマネーオーダーを受け取ります。このマネーオーダーというのは個人チェックとは違って銀行が直接出す小切手で、不渡りが起こりえないものだそうです。ですがそういう話だろうと理解しても聞き取りが100%ではないので、一緒に自分の銀行に行って、このマネーオーダーを自分口座に入るのを確認したい、ということで、次に僕の銀行に行きました。
で、そこで無事自分の口座に入金し無事終了!めでたく最後の懸案であった車の売却が終わりました。やったー!!!
あ、そうそう引き渡しのときはナンバープレートを外すのを忘れずに!Titleの後ろの売買契約サインがしばらくの間プレートなし走行を許可するようです。ナンバープレート付けたまま売っちゃうとそのプレートでガスステーションでのガソリン泥棒をやられてこっちが犯罪者扱いされるようです。
で、すべてが終わった後、二番目のインド人から10%引きの提示が来ました。
個人売買おもしろいですね!
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