水曜日, 3月 18, 2009

車を売る

 いろいろ家具やら本やら引き取り先が順調に決まって行く中、最大の懸案は車でした。こちらでは個人売買が活発で、よく走っている車にFor saleの紙が貼ってあったりします。

 せっかく保険屋と戦って車を修理したのだから、ボディーのへこみとか許せない日本人に売ろうと思っていました。日本人ネットワークからこの3月に新たにやってくる人がいることを聞きつけ、その人にメールで聞いてみました。すると走行距離が多すぎるという理由で断りの返答が来ました。うちの車はなんとすでに138000マイルも走っていて、その理由は日本人的にはもっともです。日本なら絶対廃車だと思いますが、こっちだとまだ十分売りに出るマイル数だと思います。

 これは新たに来る日本人が他にいたとしてもそういう人には売りにくいなぁ、という話になりました。ということで、次は日本人ママさん会に情報を流しました。すると、奥さんが日本人で旦那さんが米国人という方から連絡がありました。このご家庭では車を徹底的に乗り潰す主義らしく、ちょうど一台もうぼろぼろの車があって、それを買い替えたいと思っていたところという話でした。これはかなり期待大です。こちらも日本語の通じる相手に売るのならばトラブルがあっても安心です。

 ということで、車を見てもらって気に入ってもらったのですが、なんせ将来完全に乗り潰す気満々なので、マシンショップに持って行って点検させてほしいという話になりました。こっちも気持ちよく買ってもらいたいと思い、了承しました。
 そしたら、エンジンにガスケットリーキングがあるということが判明してしまい、これが修理に3,000ドル近くかかるということが分かってしまいました。ガスケットリーキングには程度があって、すぐ修理しなければ行けない状態か、そうとうそのまま行ける場合とほんといろいろみたいなのですが、それをちゃんと調べるのはまた別の精密検査が必要みたいです。でもとにかく乗り潰す気なので、そういう不具合があると分かったからには買うことはできないという話になりこれまた、ご破算になってしまいました。

 いやいや、そんな大きなトラブルがある車と分かったからには、もう知り合いには売りにくい状態になってしまいました。ということで、もうこれはどんなに安くても確実に買い取ってもらおうということでディーラーに持って行くことにしました。まずは買ったディーラーへ行くと、担当者がいないので興味があったら電話させるようにする、ということでした。でもマイルがでかいので期待は薄いよ、という話でした。どうもマーケットが落ち込んでいて、古い車は買い取らない方向みたいです。スバルのディーラーにも行ってみなよというアドバイスをもらい、そっちに行ってみました。
「車売りたいです。」
「年式は?マイルは?」
「ワンハンドレッドフォーティーサウザ・・・」
「いらない。」
となんと、ディーラーすら引き取らない車であることが判明しました。これはやばい。

 最後の手段はネット個人売買です。こちらには定番のクレイグスリストという個人売買斡旋ページがあって、かなり活発なようです。もう知り合いには売れないし、ディーラーにも売れないならここしかない、ということで、そこにポストしてみました。どうしても売りたかったので、明らかに安い値段に設定し、さらに一言ディスカウントしますと書き加えました。
 米国の中古車相場はBluebookというホームページで調べられます。ディーラーに売る場合、個人売買の場合、ディーラーが客に最初に提示する場合の3つが調べられます。僕はディーラーに売る場合の金額のさらに500ドル引きに設定し、さらに安くすると言ったのでした。
 するとなんとポストした1時間後からすぐメールが来ました。朝には3人ほどになり、午前中のうちに翌日のアポイントメントを取り付けました。その日の夜は飲み会があったので翌日にしたのでした。そしたらその間にもどんどんメールが来て、酔っぱらって家に帰ったらさらに6人ほどになっていました。この6人には、今のアポイントメントで合意に達しなかったらすぐ連絡すると言っておいて、とにかくアポイントメントの人たちと会いました。

 長くなって来たので、また次回!

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