今日は構造グループのセミナーで今度のデンバーである地質学会で発表する学生の練習がありました。
なかなかおもしろい研究でした。定量的で論理的。モデルからの歪み数値解析やAMS測定による歪み解析でした。
アメリカ人の発表というと学生とはいえなんか偉そうで自信に満ちているようなイメージを持たれるむきもあるかもしれませんが、実際は別に日本人と同じだと感じました。
終わった後、
「あーもう、ナーバスだわ」
とか言ってるし。
でも先生は
「なんで?ナーバスになることないよ。いい研究だよ。」
と励まします。
やっぱり図面を一枚一枚見て、字が小さすぎるとか、写真の順番とかです。
「あなたはここでバソリスから成り立っていると言っていたけどそんなこと言ったら視聴者はえぇー!!と思うよ。バソリスが含まれていると言った方が適切だね。」
とかの言葉尻の問題ですね。同じです。
ちょっと日本と違うところもあります。
発表した後に学生が自ら進んで
「改善のための提案をくれたらうれしい。」
ということですね。
それから先生の言い回しかな。偉そうな感じはないですね。
でもこれは学生と先生の関係の問題かもしれませんね。上のように視聴者はなにー!って思うとかいうと、ある場面ではひどい皮肉に聞こえたりするんですが、こちらではそんな印象はありません。
つまり、学生もある程度自分の責任だと思っているし、先生もそれを尊重しようとしているということですかね。
経験者に対する尊敬の念も感じ取れます。
うーん、なんと言えばいいのか?日本とは違うところは明らかにありますが、説明が難しい。
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