読書は子供の頃から好きでした.
小学校のころ,共同購入みたいのありませんでした?そういうときは,1冊くらい買ってもらえました.
ずっこけ3人組のシリーズが多かったかな.
あとは図書館でシャーロックホームズとか,椋鳩十とかを読んでました.
椋鳩十の闘牛の話を一晩で読んでしまった記憶があります.これも小学生の時でした.
その後,中学校のころは赤川次郎と星新一ばかり読んでました.
赤川次郎も星新一も読み込むとだんだん新鮮味が薄れてきて,飽きが来た頃に,なんというか,両氏の創作法打ち明け話みたいな方向に移りました.
赤川次郎なんかは
「困ったら地下組織シンジケートとか出すと楽になる.」とか
「密室は結構難しい」とか
書いていた気がします.
星新一は単語をメモ帳にばらばらばらーっと書いて行き,突拍子もない組み合わせを眺めながら話を作るとか,そういう創作方法だったようです.星新一はショートショートSFの他にも,自分のおじいさんの話などの小説も書いていて,そういう長編のほうが,面白かったですね.
高校になると,思春期真っ只中で,遠藤周作を読みまくりました.遠藤周作は僕の心の支えでありますな.
で,遠藤周作で疲れたら司馬遼太郎みたいな.司馬遼太郎って読みやすくて中身もエンターテイメントを考慮しているので,純文学に比べると疲れません.
遠藤周作は狐狸庵とか雅号でもっておばかなエッセイなども書いていますが,これまた面白い.マンガみたいでした.ところが,どんどん遠藤周作を読んでいるうちに,そのおもしろおかしいネタの裏にはすごい一般的な思想が隠れているようであることに気がつき,なんというか,こう行間がにじみ出て見えるようになってしまいました.
遠藤周作の読書法指南によると,どんな作家でもいいから一人の作家をとことん読み込むのがよいといってます.読み込んでいるうちに,どんな作家であれ,その人の哲学が伝わってくるだろうということらしいです.その上,何度も何度も文章を味わう本を数冊持つべきだとも書いてありました.これは,文章の訓練みたいなもんなのでしょうか?
で,大学までほとんど遠藤周作と司馬遼太郎.
最近は,この二人からも離れ,理学的な本とか,ビジネス書とか,政治本とか,たまに小説とか,まー雑多に読んでます.
またいずれ,読み込むべき作家に出会えたらよいなー,と思っとります.
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