金曜日, 8月 31, 2007

米国の大学院

 元相部屋のニンファが部屋にしゃべりにきてくれました。彼女は先日マスターのディフェンスを終えたばかりで、次のセメスターから博士課程に移ります。博士課程の別のテーマを探さねばならないらしいです。これまでやって来たことと関連する必要はないそうです。そういうものでしょうか?(日本と違って積み重ねを重視しないっていうのは本当ですね。この辺はまたあとで話す機会もありましょう。)

 で彼女は来年の今頃リサーチプロポーザルという研究のテーマについての口頭テストがあります。これは、いわゆる研究の進行具合ではなく、私はこういう研究が価値があると思います!こういう研究がしたいです!という発表です。教員が学生に対し、ちゃんと自分で価値あるテーマを考えついたか判断します。これに通過してPhD候補生になれるそうです。このリサーチプロポーザルのために大量の論文を読み、研究背景と問題点を明確にし、解決法を提案します。緻密なレビューが必要です。それからさらに提案が必要となりますね。研究で最も重要で難しいところです。そういう訓練を自覚してやっているところが、なんか日本の学生と違います。
 日本でも最近はま、一応リサーチプロポーザルなるものが義務づけられてきているかもしれませんが、内実は中間発表的なものでしょう。近いのは東京の大学でやっていた演習報告というもので、これはリサーチブロポーザルの口頭試験のないものでしょう。中身についても特にいいとか悪いとか言われません。とにかく書いて出せと。それでもま、振り返ってみると、これは大変タメになりました。

 先日元相部屋のジェレミーがやって来て、今度リサーチプロポーザルの発表があるんで、ちょっとブルーだ、みたいなことを言ってきました。いやいや、なになに、どうせ中間発表みたいなもんでしょう?そんなに真剣に考える必要があるの?と聞いてみると、ま、多分大丈夫だと思うけどやっぱりな・・・、という感じの答えでした。ジェレミーはまじめなやつだなぁと思っただけでしたが、実はとんでもない重要なテストだということが後から分かりました。

 去年、うちの大学の別の研究室グループで、リサーチプロポーザルの内容が不十分でPhD候補生になれず、その学生は大学をやめさせられたと、同じデパートメントの日本人の方に聞きました。これがどこまで一般的なのかよくわからないのですが、先生に学生でいることをやめさせられるなんてことが実際あるということですね。日本では考えられません。日本の博士の学生は自分の心一つで学生で居続けられます。先生に研究者に向いてないからやめろと言われることはほぼ皆無でしょう。そういう判断がされる可能性のあるテストはありません。
一方で指導教員は学生を指導する義務もあるわけで、それは教員の力不足を示してしまうことにもなりかねません。しかし、すべての学生が指導すれば必ず研究者になれるとは、一般的にあり得ないとも言えるでしょう。どこで判断するのかが難しいですね。

 米国では10年博士課程の学生をやっても学位を取れるのは60%だそうです。出典忘れました。Googleで見つかるかも。米国内の反応は悪くない数値だそうです。へぇ。

それにしても、俺のPhD論文はひどかったなぁ・・・。

木曜日, 8月 30, 2007

飲み会

昨日はESLのクラスメートで飲み会かと思いき、みなビールなど飲まず、まんず単におしゃべり会になりました。
参加者は
僕:日本人(ほぼ5ヶ月)
ジェームス:アメリカ人(ESLの先生)
ファビオ:イタリア人(1年)
カルロ:イタリア人(8ヶ月)
マーティン:ポーランド人(1年)
アン:タイ人(3ヶ月)
サム:中国人(1年)
です。()はマディソン滞在期間です。

微妙に英語力に違いがありますが、みな普通にしゃべってました。でもやっぱり理解が困難な場合があり、投げ捨て系の会話でした。ファビオとサムは来月頭に帰国です。だけだと思ったら、マーティンも今週金曜日にマディソンを発ち、南部を回って旅行してそのまま帰国するとのこと。うーん、意外と帰国直前の人たちがESL を受けていたんですね。ま、この無料のESLは夏休み中にあるので、1年しかいない場合、このタイミングになってしまうということでしょう。
中国と日本語は漢字を使っているのになんで話が通じないんだ?とか、タイの言葉は上の添字で発音と意味が変わるとか、イタリア語の文法は全然英語と違うとか、そういう話で盛り上がりました。なんか、大学で新入生が方言の話題で盛り上がるのに似ていますね。

その後、インド料理屋に移動し、そこで晩ご飯。最終便に近いバスで帰りました。
インド料理屋でも一人インドのビール・マハラジャを頼み、ちょっとさみしかったです。

また来週もやろうという話になりました。同じデパートメントの日本人の人の話によると、どういう統計を取ったのか知らないけれど、UWは全米1パーティーの多い大学らしいです。

水曜日, 8月 29, 2007

7年くらいぶりがカブル

人生不思議なことがあるものですね。

先日7年ぶりくらいに、タイのメル友からメールが来ました。
7年前といえば、東京で学生をやっていたときですね。インターネットの出始めの頃は、日本国内でもメル友を作るのは簡単でしたが、だんだん増えてくると、選ぶ理由がなくなりなかなかメル友を作りづらいようになっていきましたね。ですが、海外メル友はまだ作りやすい環境でした。英語の勉強にもなるだろうと思い、ちょろちょろとメールの交換を始めたのでした。
でも多分僕のひどい英語のせいで長続きせずすぐに終わってしまったのですが、なぜかまたメールくれました。ありがたいことです。結婚して子供もいるそうです。

さらに昨日、7年前?くらいに会ったっきり、連絡取ってなかった大学時代の同期の友人からメールが来ました。実は彼がいなければ僕は地質などまったく眼中になかったですね。ま、ほんのきっかけですけどね。なおかつ彼は大学入りたての教養時代からのクラスメートであり、出会いはかなり古い。彼は海外での研究生活を延々とやっていたそうで、海外留学の大先輩でありました。いろいろ困難を乗り越えてついに目標を達成し、今冬に日本に帰国するそうです。僕もますますがんばらねばなりません。彼も結婚したそうです。おめでとう!本当になつかしい。

7年の間に何があった?あっと言う間の7年でありました。
こんなことが可能なのもインターネットのおかげでありましょう。おもしろい。

今日は、またESLのクラスメートと飲み会です。実はもう一人、帰国するイタリア人がいました。今日は前回よりもたくさん来るようで、楽しみです。

そういえば、さっき朝、嫁さんが自動車免許の筆記試験というか選択試験を受けました。結果は・・・。

火曜日, 8月 28, 2007

ルームメイト集合

昨日、ルームメイトの残り二人がやって来ました。

一人はジョー。テネシー生まれの物理探査屋です。テネシーはなんかいなかと思われているのか、彼のsupervisorであるカートが、
「ジョーの英語はゆっくりだから、はっしーには楽だろう!あっはっははは!」
と言っていました。
彼は修士を取っていて、PhDコースからの移動です。あ、たった今来ました。
「How are you doing?」
「Good, how are you?」
「pretty good」
だって。
プリティーグッドは一体すごいいいのかちょっとだけいいのか?たぶんちょっとだけでしょう。

もう一人はブラット。彼とはあまり話ができず、まだ謎がおおいです。物理探査のクリフとカートがsupervisorだと言っていました。

で、すでに来ていたアレックスと。
これで予定の3人が揃いました。
英語の勉強しようっと!
今月8月はほんとだらだらしてました。英語ほとんどやってなくて退化しているのではないかと思われます。
仕事はやや進んでますが・・・。まだまだですね。

新学期に臨み、大学周辺がそろそろ活発になって来ました。バスに乗っても新顔そうな顔が目立ちます。僕もなんかやろう(口だけです)。

月曜日, 8月 27, 2007

異常気象

土日はなかなか充実してました。特に日曜日に行った北の州立公園方面は楽しかったです。近くていい。車の渡し船もなかなかよかったです。隣町のお祭りもなかなかよかったなぁ。

今日は月曜日でうんざり出勤。空はくらーい。予報では今日までは晴れだったのが、完全にはずれました。バスに乗る頃に雷雨になりました。先週はずーっと雨ばかりで、州の西部で洪水があったようです。週末だけきれいにはれました。

朝学校に来ると、今日は向かいの部屋にシュエリーがいました(最近いないことが多い)。
「おはようシュエリー」
「おはよう、雨ふってきたねー」
「毎年この季節は雷雨が多いの?」
と聞くと、
「いやいや、普通は暑くて乾燥してるのよ。こんなことはほんと珍しいよ。」
ということでした。
「先週はウィスコンシンで洪水あったしねー。」

シュエリーはウィスコンシン州のこの辺にもう40年近く居るので間違いないです。相部屋のアレックスはシアトルから来たので雨雲もつれて来たんだろうと冗談を言ったという話。シアトルは今は雨の多い季節とのことです。雨男のネタは万国共通のようです。

今日は朝から聞き取りもしゃべりもスムーズだ。なんか気分がいい。

金曜日, 8月 24, 2007

おもちゃ

昨日は実験室のポンプの掃除をした後、物性測定器の簡単なやつでいろいろ遊びました。実験機の本体の方は、今パーツの注文中で到着待ちですが、その原理だけを取り出したような非常に簡単なシステムをちょちょちょいとsupervisorが作ってくれました。本体が6,000ドル、表示装置が3,000ドル、その他が1,000ドルくらいかな。しめて1万ドルのシステムです。かなり基礎的とはいえ結構高い。
それが、どう使ったものかよくわからないのですが、データは出て来ます。こうしたら?こう、こうしたら?こうかぁー、でもなんだか分からん!
そう簡単に壊れるものでもないので、気軽に遊べます。
なんかムカーシを思い出します。

8ビットパソコンでアセンブラを独学し始めた頃ですか?もう最初本を読んでも何言っているのかさっぱり分からない。レジストリ、ストア、論理計算などなど、なんのことやらです。でも、それを使うとすごいゲームが作れてしまうんですね。もうすごいゲームしたい一心で勉強し、最後は雑誌に載っていたギャラクシアンみたいなゲームをパクって作りました。そのときのそのフカーイ知識は、今全く生きていません・・・。が、分からないことに耐性ができたのはそのときではないかなぁと思います。

今日もちょっと遊んでみよう。なんか一歩前進あるだろうか?

水曜日, 8月 22, 2007

飲み

 ここのところ雨が多く予報も雨ばかりだったのですが、飲むところのアイデアに乏しく、無謀にも湖のほとりのビアガーデンで飲むことにしたのでした。
 ところがなぜか夕刻雨がやみ、夕焼けが出て来た上に気温も上がり、湿度の高いことも相まってビールが全くおいしい状況になりました。
 日本人の友人一人と中国人と三人で、楽しい飲み会となりました。いろいろスケジュールの都合で週末ではなく、ウィークデーの飲みになってしまったのと、前回の反省も込めて今回はあまり深酒しないようにということで、結構健康的な時間に終わりました。また、夜更けて来て湖畔に羽虫がわんさか湧いて来て、もう季節はビールを飲むなといっていました・・・。夏過ぎるの速いな。
いやーでも、前回の飲みのときにこの中国人は参加できなかったので今回飲めてよかったです。

今日はSupervisorと午前中に測定機器のチェックと簡単な実験おもちゃの整備をしました。
なんか英語がフヌケて来ている気がします。もっとちゃんと考えてしゃべらなければならないでしょう。ぜんぜん上達している気がしない。だめだなぁ。

昨日ジェレミーが部屋まで話しにきてくれたので、今日はこっちからお邪魔して来ました。
やっぱり英語がフヌケテいる感じ。
ニンファは来週月曜日に修士のディフェンスらしく、是非聞きに来なよと言ってました。
2週間後はジェレミーの博士のプロポーザル審査があるようです。本文を書き上げて、今はプレゼンの準備でなえる、みたいなこと言ってました。

午後眠くてしょうがなかったときに丁度Supervisorが学生とコーヒー飲みに行こうと誘って来てくれました。やっぱりネィティブ同士の会話に付いて行くのはなかなか難しい。明らかにスピードが違うので、入りにくいしな。でも、以前よりはかなりましになって来たような気がする。Supervisorの気遣いのおかげかもしれないけど。

火曜日, 8月 21, 2007

いろいろ

 先週末にぶらぶら歩いたモールで、結構大きな文房具屋を見つけた。そこで、念願の?極細ペンを買った。何に使うのかというと、Zaku IIの墨入れである。ガンプラです・・・。春に購入してだらだら作っていましたが、先日、武器の一部を残してほぼ組み立て完成しました。あとは墨入れとデカール貼るだけです。いやー、それにしてもかっこいい。

 昨日、ついにほぼ相部屋の新入生が現れました。一人はずいぶん若く、もう一人はかなり年寄り。いやー、さすがアメリカ、あんな年でも新入生として学問するんだなぁ、と思っていました。
「どもども、はっしーです。新しい学生が来るのを待ってました。」
「どもども、アレックスです。シアトルから来たよ。」
「シアトル?イチローだね!」
「そうそう、イチローはほんと特別だよ」
「えーっと、もう一人、あなたは・・・?」
「父です。」

あー、パパ。パパが来るんですね。
いったん挨拶が終わった後、僕は自分のほぼ相部屋の小部屋に戻りました。

しばらくしてほぼ相部屋の僕の小部屋にアレックスがやってきて、しばしお話。
ワシントン州から出て生活するのは初めてとのこと。生まれたのはワシントン州の東の方だけど、すぐにシアトルに移ってずーっとシアトルだったようだ。ウィスコンシン州はドイツ系が多いから、気質が違うだろうねと振ってみると、シアトルはそういう起源がはっきりしていなくて、今はもう25%近くアジア人とかいるくらい混ざっちゃってるからあんまり気にならないと言っていました。そういうもんですね。小さい頃からアジア人とも遊んでたそうです。でも多分、そのアジア人の子供も英語ぺらぺらでしょうけどね。

なんといっても、彼の英語は聞きやすい。いい感じです。
あと二人、来る予定です。

今晩はESLのクラスメートだった中国人が今月一杯で帰ってしまうので、一緒に飲む約束をしています。ちょっと天気が悪いなぁ。

月曜日, 8月 20, 2007

雨が多い

両親が帰ってからこっちはずっと雨模様でした。土日もほぼ雨。珍しいことです。週間予報では、今週はずーっと雨のようです。
今朝、向かいのシュエリーと朝の挨拶。
「おはよう、元気?」
「えぇ、雨を楽しんでるわ。君も楽しんでる?」
「えー、全然楽しくないよ。」

というのも、せっかくの週末でありましたが、雨のためイベントに行くのを断念してやむなくモールでだらだら買い物しただけだったからでした。でもそれは難しいので言えませんでした。

こちらは夜中にすごい雷雨になることがあります。それも真上で雷雨。どう考えてもすぐそこに落ちたと思われるような音です。とにかく光と轟音がほとんど同時、というか同時です。翌朝街路樹がぶっ倒れてたりするのをたま−に見ます(これまでに2、3回)。ちょっと前まで夜寝る頃はまだ暑かったので、窓を開けて寝るのですが、雷があまりにうるさいので目が覚めます。そうやって目が覚めるのは深夜。もう涼しくなっているので窓を閉めると、すごい防音効果です。真冬用の二重窓は伊達ではありません。ついでにこの雷音対策のためでもあるのではないかと思われるほどです。

娘は前に部屋から見た花火を覚えていて、雷がなると
「きらきら?きらきら?」
と言います。
天才だ!

・・・。

金曜日, 8月 17, 2007

両親帰国

おととい昨日とうちの両親と近場に一泊旅行。詳しくは奥さんブログに載ってます。
いやー田口出てくれてよかったよー。実は7回の守備から出ていたということを後で新聞で知りましたが、全然気がつきませんでした。
見逃し三振はいかんぞー!がっかり。

ホテルは街中ど真ん中で、駐車場がホテルと契約している一般の駐車場でした。一泊10ドルで、出入りするたびに駐車券にホテルの判子をもらえば何回でも出入り自由という。これが分かるのにちょっと手間取りました。日本でも普通にこういうシステムありますよね。でもなんかこっちだと特別なことをやっているような気になるのはなぜでしょう。

今朝両親が帰国の途につきました。
わざわざ遠路はるばる来てくれてよかったです。
娘にチョキを教えて帰りました。
「ニチャーイ(二歳)」
ができるようになったね!まだあと半年以上は二歳だから、しばらく楽しめますね。

で、学校に来て仕事仕事と・・・。
今日は薄片作業が次のステップに進む予定。樹脂埋めがうまく行っていたらの話ですが。

と、ブライアンがやってきて、薄片作業が始まりました。
樹脂はかなり固くなってました。型からはずして、切断!緊張の一瞬です。
「おぉぉっ!」
思ったよりいいです。ちゃんと樹脂が浸透しています。切断面もシャープできれい!これはいい。
やはりアセトンで水と塩分を飛ばしたのが良かったのではないかと、ブライアンは言ってました。

これは行けそうです!
ブライアンと一緒に切断したサンプルを持ってsuprevisorのところへ。
どうしても僕が買えない薬品とかsupervisorのお金に頼らねばならないことになっているので報告のためでしょう。
それにしても今日の英語はひどかった!
僕がなんかいうと、ブライアンは僕のひどい英語がわからない。
するとsupervisorが翻訳してくれます。面白い!supervisorはひどい日本人の英語になれているので、日本語構造の英語を理解できるのでしょう。かなり的確な翻訳です。
ブライアンごめんな・・・、ちょっとここのろこと英語さぼってたからな・・・。

火曜日, 8月 14, 2007

ミーティング

今日はsupervisorと学生のMatと3人で、研究の進め方についての会議。
今日の調子はどんなだろ。

うーん、あんまり良くない方かもしれないが、まま分かる。話す方も結構通じている。意外と話が通じるところを見ると聞き取りもあながちおかしくないのかもしれない。
でも、やっぱりネイティブ二人の会話になると分からなくなるときもあるなぁ。

2時間ほど話したところで、研究の進め方についての話し合いはほぼ終了。
今晩までに僕の研究計画の英文を修正して送ってくれることになりました。

その後、実験機のセットアップに移ります。
先週はSupervisorは夏休みで家族旅行に行っていたので、Supervisor不在でMatと二人でセットアップしていたのですが、当然彼がよく知っており、足りないと思っていた部品があることが分かったり、やっぱり足りない部品もあることが分かりました。ちょっと進みました。

月曜日, 8月 13, 2007

飲み会でぶっつぶれ

金曜日の飲み会は、大変楽しいものでした。
1次会は湖畔のビアガーデンで、夕日を見ながらビールをがぶ飲み英会話。やはり日本人3人とティーチャーでしたが、途中でポーランド人のマーティンが合流しました。さらにその後、ティーチャーのフィアンセ?みたいな彼女が合流し、またまた楽しく英会話。
2次会は日本人の一人の友達と、街のプールバーに行きました。ジントニックで楽しく日本語会話。調子こいてできもしない玉突きなどをしました。どうみても簡単に突ける玉がなぜか横にころころ〜っと。おそらくこのとき相当来ていたようですが、自覚症状はなくさらにもう一杯ジントニック。
さー3次会に突入だー!ということで、自転車でやや遠目のティーチャーの店に行きました。
席に座ると一気によいが回ってりばーす!
店の外につまみ出されて、すごすご帰ることになりました。一緒だった日本人の方、本当にすいません。多分ティチャーにも相当印象悪くなったと思われます。ま、しゃーないな。

しかし、なんだかもう酔っぱらっており、自転車で帰り道を帰っているんだが、あんまりよくわからない。このまま自転車で帰ると30分くらいかかるな。
と、そこへうしろからバスがやってきた。おー!うちに行く2番のバスだ。ちょうどバス停に止まったので、もう自転車投げ捨てて飛び乗りました。
そこからもうろうとしつつもなぜかちゃんと降りるバス停を認識し、無事我が家へ到着。帰巣本能がすでに身に付いていたようです。よかったよかった。

家に帰ると奥さんの罵声。
翌朝朝早起きし出来たので、二日酔いのまま車で自転車を救出に行くもすでになくなっていました。というか、どこでバスに乗ったのかもよくわからない。車では行けないバス停もあるので、どっかにあるのかもしれないけど、たぶんないでしょう。

すごすご家に帰ると、二日酔いの精神薄弱なところにまたしても罵声が突き刺さる!なんか、いつもと同じである。不思議だ。

ということで、土曜日は二日酔いでブッツぶれておりました。日曜日にうちの両親がマディソンに到着しました。
今週一杯いる予定です。第一の目的は孫を見ることなので、僕は普通に学校に。ちょっとやや忙しいです。

金曜日, 8月 10, 2007

ESL終了

昨日でESLが終了。
最後は日本人3人とタイ人1人の4人だけでした・・・。日本人って暇なのか、律儀なのか。
それで、今日はゆっくり家を出ました。いつもより40分遅いバスです。快適。
すると、クラスメートのタイ人が乗って来ました。朝から楽しくノンネイティブ英会話。いいワー。めちゃくちゃだけど。

で、今日は夕方飲み会です。
8週間のうち3回も、うちのESLの先生は無断欠勤しました。なんかよくわからないのですが、金曜日は朝4時までバーで働いており、寝坊したようです。なんで、そんな仕事してんの?どっちが本業だ?
その償いに、ELSが終わったあとにもちょっと授業をしようということになり、どうせやるならビールでも飲みながらということで、今日の夕方湖畔でビールを飲みながら英会話をすることになりました。これはいいな。

で、間違いなく来るのが僕を含めて日本人3人。
朝会ったタイ人は、行くかどうか分からないと言っていました。ま、時間があったら行くわみたいな感じでした。

昨日はちょっと実験機の作業が進みました。ほんとにちょっとだけ。
作らねばならない書類があって、奮闘中。さる研究プロジェクトで、UWチームを結成しようとしているところです。

木曜日, 8月 09, 2007

よくしゃべった

昨日は比較的よくしゃべりました。
朝ESLで、マテリアルサイエンスを専攻している留学生の発表。モレキュラーダイナミクスのシミュレーション屋でした。ちょっと知っていたので質問しまくりました。

学校に来て、コーヒー飲みながらだらだらしていると、ブライアンがやって来て、
「サンプル処理はまだ時間がかかるな。来週の月曜日には次のステップに進めると思うよ。」
「来週は水曜日にXXXに行くから、月曜日で良かったよー。」
「おーXXXに行くのか!?あそこはMMMがあるから、探してみな!」
とか、他にもいろいろ結構しゃべりました。なんだか昨日はよくわかる日でした。

それから、ちょびちょび仕事を始めました。午後になってあることがひらめき、隣のマットの所に行って、ちょっとした研究打ち合わせ(といってもものすごくプライマリな話)。すると、構造地質のローレルがやってきて、マットとなにやら打ち合わせ。ローレルは今度コロラド・デンバーである学会のセッションコンビーナーで、多分僕の発表を口頭にしてくれたと思われるのでお礼を言うと、発表の日は午後にサンアンドレアス断層の話もあるからきっと楽しいよ!と教えてくれました。

また部屋に戻って、だらだらしていると、元ほぼ相部屋のジェレミーがやってきました。
さっきまでマットと打ち合わせていたことの話をしたあと、ジェレミーの研究はどんな感じか聞いたところ、
「今度PhDプロポーザルの審査があるんだよ。大変なんだよー。」
と言ってました。結構大変みたいです。

で、夕方になり、家路へ。バスに乗ると、なんとずいぶん前のESLのピクニックであったロシア人の旦那と再会!
「ESLで英語上達したんじゃないの?」と聞いてくるので
「いやーESLでは、英語が下手なことを分かってくれる人と話しているからなんか自然じゃないんだよね。」
「でも、お前の英語は問題ないと思うよ。」
(今日はなんか調子いいんだよなぁ)
このロシア人はもう英語が達者なノンネイティブなので、かなり理解できます。英語の先生としては今の僕にちょうど良いレベルです。
「それじゃまた、いつかどこかで」

稀にこういう日もある、という話。

水曜日, 8月 08, 2007

論文投稿

ついに論文投稿。今年に入って二本目です。いやいや仕事熱心なことで・・・。というわけではなくて、こっちでは自由時間が多いので、暇を持て余して仕方なくやってるって感じで・・・。というわけではなくて、やらねばならないことがようやく一段落して、よかったよかった。って、まだまだやらねばならないことは、これからも山ほどありますが・・・。

Anyway
で、論文投稿ですが、いつものようにまたポカしました。ちょっと専門的になりますが、ご勘弁。
昨日の夕方、論文の最終チェックが終わりました。英語の添削を外部に依頼していたので、修正履歴が紙面に出ますが、これを表示しないようにして、完成!家に帰って投稿にかかりました。
最近はもう電子投稿は当たり前です。Cover letter, manuscript, figure1,2,3, table 1,2,3とファイルをアップロードしていきます。すると、ジャーナル側で勝手にファイルを一つに統合したPDF冊子を作ってくれます。このPDFファイルに問題がないことを確認して、Approveすると投稿完了です。そうすると、なかなか変更できなくなります。普通はApproveする前は緊張するべきものなのです。

しかし、夕べのアップロードでFigure2がでかすぎてどうしてもアップロードが終了せず、放置して寝たのでした。朝6時に起きて確認すると、無事アップロードが完了している。Nextボタンを押すと間もなくPDFファイル作成完了の知らせが来た!よーしApproveと・・・むにゃむにゃ眠い(この時点で間違っている。もっと緊張するべき)。すると、ちゃんとPDFファイルを確認してからにしなさい!と注意が出て来た。はいはい、見ます見ます、といって、PDFをダウロード開始。して、確認もせず、ダウンロード中にApproveしてしまいました。
あとでPDFを確認するとなんと!英文校正の修正が全部表示されたままになっている!これはまずい!すでに自ら修正することはできない。

あわててサポートにメールして、エディターに回る前に修正を図ります。エディターにあんなの出したらそうとう印象悪くなるよー。いや−あほだあほだあほだ!

すると、ものすごいquick respose!2時間後に修正されました!すごい。働き者!
よかったよかった。

火曜日, 8月 07, 2007

こっちのローカルニュースで広島原爆の話

昨日ブライアンの所で、
ブライアン「週末どうだった?」
僕「ガレージセールに行ったけど、あまりいいのはなかったよ。」
ブライアン「そらー、運が必要だ」
という話でした。

今度9月にある祝日にはすごいガレージセールがあるから、確率は高いだろうとも教えてくれました。
それから、8月14日は、なんか引っ越しの日らしく、歩道にいらなくなった家具がばばー!っと並ぶそうです。
「それ、持っていってもいいの?」
「基本的には市のものになっているんだけど、誰も文句言わないよ」
だって。
「Curb shoppingっていうのさー!」

昨日夜10時のローカルニュースを見ていると広島原爆の話が出てきました。
「アメリカでは原爆使用は戦争の早期終結に有効だったと信じられていますが、日本では非人道的だったと考えられています。」
と言いました。ちゃんと日本人の考えを紹介しています。
ばかりか、この街には反原爆の団体がおり、広島原爆の日に湖に灯籠を流して、原爆反対を訴える活動をしているということが、放送されています。その上、このネタ専属のキャスターが出てきて(普段は別のキャスターは出てこない)、一般市民を巻き込んだことや原爆症のことなどが問題なのだと述べていました(多分)。
政治上の国同士の建前と個人は別でありますね。

月曜日, 8月 06, 2007

ポスドク問題2

ひょんなことから、またポスドク問題にぶちあたりました。

博士の生き方
http://hakasenoikikata.com/

科学技術政策研究所のレポート
http://www.nistep.go.jp/achiev/results01.html
この中の
NISTEP Report No.92は米国との違いを比較していて面白いです。
調査資料のNo.132はポスドクの国内の現状の元資料となっています。

僕自身は幸運にも職を得ましたが、今度はいずれ僕の学生がこの問題にぶちあたります。今議論していけば、そのころには事態は好転しているかもしれません。しかしそれは教育現場の変革を求めて来ることでもありましょう。

それにしてもやっぱり海外のPDに出ざるを得なかった日本人がどうなっているかも気になるな・・・。この辺の指摘は上にもない。

ニューヨークで日本人がスタンドアップコメディをやっている

土日はガレージセールを回ったり、アップルストアに行ったり、果物屋に行ったりしました。まったり。寒くて娘とプールに入れなかったのが残念です。

ずいぶん古い情報のようですが、僕は昨日知りました。
ニューヨークで日本人がスタンドアップコメディをやっている。
YouTube日本語版のトップページにありました。

非常に競争の激しいニューヨークブロードウェー。多くのハリウッドスターは意外とスタンドアップコメディアン出身で、将来を夢見る若者がひしめき合っているらしい。
なかなか自分も勇気をもらえる話ですね。
しかし、正直、そこまでいろいろ捨ててがんばれないなぁ、と思います。出来る範囲でやるだけですね。

昨日久しぶりに新しいDVDを買いました。World Trade Centerです。英語が簡単すぎて、単語を拾わなくても字幕で結構分かります。
しかし、生々しいです。関係者は見れない。
それから、Youtubeの英会話レッスンをぼちぼち聞き始めました。よくわかるので面白いのですが、実際自分で使おうとすると、なかなか出て来ません。分かるのと使うのは全く違いますね。実際に声に出して練習しないといかんな。
こんな感じ。


このGive a break, manはかなり面白いです。

もっと英語も勉強しよう!

今日のESLの発表は声帯再生を世界で初めて成功させた研究の話でした。今流行の幹細胞再生医療です。面白かったです!
本日、薄片作成作業が次のステップに進みました。ブライアンにいろいろ面白い話を聞いたので、また話しましょう!

金曜日, 8月 03, 2007

今日は不調

今日も朝からESL。なんとティーチャーはまたしても無断欠勤!ありえないことですね。
でも、今日は中国人の研究内容紹介だったので、その話で盛り上がりました。
教育システムについての研究をしていて、学校運営に経済競争をもちこんだことによるメリット・デメリットの研究のようでした。格差社会、バウチャー制度、法人化など、今まさに日本で問題視されていることと同じです。中国はすでにバウチャー制度を導入したらしく、ただでさえ格差のでかいところに如実に輪切りが現れているような、よくわかりませんが、そんな感じに受け取れました。

学校に来て、まったりコーヒーを飲みながら、メールの処理。たまーに来る日本からの仕事に関わるメールがちょっとここ数日ややありました。
その後、昨日から始まった実験機のセットアップの続きです。まずはテーブルに穴空けをしなければなりません。電動ドリルでやや穴をあけて、そこに電動のこぎりを入れて大きな穴を空けようとしたのですが、そののこぎりが小さくて、厚めのテーブル天板を切ることが出来ません。そこまでで、昨日は終わりました。今日、ブライアンが電動のこぎりを持って来てくれるということで、それまで出来ることは限られています。周囲の付属品のセットアップをちょっとだけやることにしました。ま、位置決めして、ドリルで数カ所、穴空けるだけ。すぐ終わりました。

しかし、今朝はブラインアンの言うこともマットの言うこともほとんどよくわかりません。へこみます。でも、へこむと、やっぱり英語やらねばなと思うので、いいことだな。
マットが「論文はうまくいっているか?」と質問して来ました。
「こないだ英語の校正を業者に出して、昨日丁度帰って来たところだから、チェックしなきゃならないんだ。」
「そういう会社はちゃんとサイエンス分かってやってるの?」
「いやー、向こうも自信のないところはコメントがあるので、自信をもって直しているところとそうでないところがはっきり分かるようにはなってるよ。」

と、一応会話はしてますが・・・。日本語で書くとこんな感じですが、我ながらめちゃくちゃな英語でした。やっぱ英語勉強するか、もちっと。

ということで、英語校正のチェックをしよう。さっさと投稿!

と、思ったら思いのほか早くのこぎりが届き、続きが始まりました。実験機のメインパーツはかなり重く、落としたり倒したりすると足の骨を折りかねない。それをテーブルの穴に通したりしてセットアップしなければならないのです。結構危険な作業です。ジャッキや簡易クレーンのようなものを使って慎重にセットします。男手3人でなかなか時間をかけて無事セット完了!周辺機器をならべて今日は終了です。

木曜日, 8月 02, 2007

英語で講義

今日はESLのクラスで、研究紹介しました。
10分でやれと言われたのですが、50分やってしまいました。

というか、1日1人ということだったので、10分発表、質疑40分だと思ってやってました。
「今日は全部やっちゃったけど、明日は10分くらいで頼むな・・・。ま、いいんだけどね。」
と、ティーチャーは言っておりました。
なかなか楽しかったです。
明日は教育プログラムの研究をしている人です。

学校に来て、薄片処理。これは、ほんと数分です。今日はなんかブライアンの言うことがよくわかります。不思議だ・・・。
ビーカーを洗えというのをwashではなく、なんとか、と言ってました。
そのなんとかってのは洗うって言う意味か?ってきいたら、簡単に水ですすぐことをそういうそうです。忘れました・・・。
washは石けんできれいに洗うことだと言ってましたが、本当でしょうか?

毎週木曜日はうちの地質学地球物理学の建物にあるGeology museum主催のstory timeがあるというので、うちの娘と奥さんが学校にやってきました。でも、なんかそんなイベントがあるような気配はない。なので、事務のおばさんに聞いてみると、多分いつもそれをやっている人は今アラスカに帰っているから今日はないんじゃないか、といいつつ、わざわざmuseumまで一緒に行ってディレクターに聞いてくれました。やっぱりないということで、奥さんと娘は街のChildren museumに行きました。

昼ご飯に奥さんと娘と合流して、メキシコ料理。パクチーがばっさりかかっててまずかった・・・。
で、奥さんと娘と別れて学校に戻ると、丁度Super visorとMatが実験機のセッティングについて話し合っていたところでした。とんとんと話が進み、じゃ、これから作業しようということで、思いがけず実験機のセッティングが始まりました。

今日はなにやら博士号を取ったばかりの人たちが、今後どのようにPDを選び職を得ていくのかというレクチャーがあるようでした。うちのsupervisorは自分の経験をプレゼンテーションしなければならないらしい。
実験機のセッティング作業が一段落したところで、僕とMatもその発表に参加し、話を聞きました。なかなか面白かったです。

その後も延々と英語漬け。だんだんと何言っているのか分からなくなって来ました。不思議です。

今日はかなり疲れた・・・。

水曜日, 8月 01, 2007

熊野沖をUWで語る

熊野沖の海底下断面データについて、うちの大学で話し合う会合がありました。
日本から数名、アメリカの2,3カ所から数名ずつ、あとsupervisorとがUWに集まりました。いやー、こんなアメリカ中部で日本の沈み込み帯の話で人が集まるとは、ひとえにうちのsupervisorの人となりのおかげではないでしょうか。

しかし、ま、単純に楽しかったとだけ言っている場合ではなくて、データの取得に日本がかなりのお金を出している割には、データのプロセッシングに関してアメリカ人がメインだったりして、若い日本人研究者は愛国心に燃えて憤っておりました。
ま、そういう構造はありがちですね。日本人のレベルが低いとは思わないけども、ねぇ、なんでしょうね。研究者の世の中は英語で回っているからかな。

その他、いろいろ日本の近辺の研究者についての話など、ま、久しぶりに新しい情報を日本語で得ることが出来ました。これは、なかなか楽しかったです。

なかなか難しいことがいろいろあるものですね、世の中は。

先日、10月下旬にあるアメリカの地質学会に講演申し込みをしましたが、口頭発表させてもらえることになりました。地質学会は口頭発表しやすいのかな?ややうれしいです。
新しい論文もすぐに投稿しなければな。