Asusという台湾のコンピュータパーツで有名な会社が安いノートパソコンを作ってばか売れしました。その名もeeePC。初代eeePCはなんと400ドル。構成は一昔前のものでしたが、バランスがよかったのか意外と使えるということで、値段とあいまってばか売れしました。日本でもウィンドウズ版が発売され、結構売れているみたいです。
しかし最大の欠点はモニタサイズが7インチ、画素数が800×400しかなくて、ウェブページを見るのに横スクロールが必要だというところ。
この欠点が解消された第二世代eeePCが発売されました。米国では先月半ばくらいだったでしょうか?モニタが8.9インチになり画素数が1024×600画素になりました。最近ウィンドウズのパナソニックレッツノートが非常に調子悪く、ストレスが溜まっているタイミングでした。こ、これは買いだろうか?やや迷いました。
迷った理由はふたつ。
ひとつは6月頭に新機種が発表されることが分かっていたこと。新たなモバイルCPU atomがintelから発表されるので、それを搭載したものに置き換わるということは明らかでした。しかし事前の情報によると消費電力節約に力をいれたため、処理速度は現状と変わらないという話でした。しかもいくらCPUの消費電力が少なくても周囲のチップセット全体の消費量が帳消しにしてしまうらしく、あまり電力的なメリットはないとのこと。さらに新モデル発表に便乗して余計な機能をつけて値段が上がるらしい。細かいところではASUSロゴがなくなってeeePCのロゴだけになるようだけど、このロゴが非常にださい。ちょっと重くなる。それなら現行機種の方がいいのではないか?と。
いまひとつは現行機種ではリナックス版とウィンドウズXP版の二種類が出ていて両者とも同じ549ドル。しかし、リナックス版のSSD(ハードディスクのようなもの)は20ギガなのに対しウィンドウズ版は12ギガしかないことでした。どっちにしようか迷っているうちに時間が過ぎて行く。このマシンは当然光学ドライブなしなので、あとからウィンドウズを入れようと思ったら外付けドライブが必要だしなぁ、と思っていたら、ウェブページにフラッシュメモリからウィンドウズをインストールする方法があると書いてある。ウインドウズのインストールCDはマックのbootcamp用に買ったものがある。それならリナックス版にしようということで、新機種発表の前の週にneweggで注文。新機種発表日に現行機種をゲットしました。
さて、新機種はどうだったかというと・・・。
バッテリー持続時間が2倍から3倍程度。
マイクの性能アップ。
タッチパッド大型化。
値段は発表された香港ドル換算では現行機種の米ドル価格と同じ(対香港ドル比較では多分少しアップ)。(米国での値段は不明。現行機種の値段プラス30ドル〜50ドルと言われている。)
ある情報では現行機種の値段が下がると言われていたが、実際にはまだ下がっていない。
実際新機種の米国発売日がまだ発表されていない。
youtubeの衝撃映像では新機種は現行機種の3倍程度速い(どうもうそくさい(願望))。
嫁曰く「ま、いつものことだよね、タイミング悪いの。」
いや、それはまだまだ分からんぞ!(願望)
で、ホームページをたよりにフラッシュメモリからウィンドウズのインストールを試みるも、失敗に次ぐ失敗。もっとも危険そうな方法にチャレンジしたところ、手順を間違えて、eeePC内のリナックスも消去。そのリカバリのために手持ちのウィンドウズであるパナソニックレッツノートからリナックスインストール用のフラッシュメモリを作ろうとして誤ってレッツノートの中身を消去・・・(これはミスというより間抜けである)。
その後、パナソニックレッツノートのウィンドウズをリカバリし、SP3までアップデートするとすこぶる快適になりました。メイリオフォントにして、アンチエイリアスをかけると、なんか新しいパソコンになったみたいです。
eeePCのほうもリナックスリカバリが成功しました。こっちはこっちでリナックスのお勉強に最適です。skypeでテレビ電話にも成功!youtubeもニコニコも問題なし。GMailも当然使えるのでほんと問題ないです。小さくて軽くて画面が広くてかっこいい。リナックスを使いこなしている風な自分が好き!
今や最重要なアプリケーションはウェブブラウザではないでしょうか?先日のアップルの発表で注目するべきはiPhone 3Gではなくてどう考えてもMobile meの方ですよ!驚異的なウェブアプリ!これでOSの壁を取っ払います。さらにデータのプッシュ機能。ネットワークストレージ!おそるべしアップルです。これらが洗練されてアップルテレビに統合されたら、夢の老後が待ってそうな気がします。将来のキーワードは離れた家族とのコミュニケーションでしょう。
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