水曜日, 12月 27, 2006

そういえば

そういえば、言うの忘れていましたが、「若手研究者奨励賞」は落選でした。
いやー、自己推薦にしておいてよかったー。力不足で申し訳ありませんでした。

うーん、どうもやっぱり今年は合格率が低いなぁ。
科研費二つ落ちて、学長裁量経費落ちて、論文リジェクトされて、いろいろ懸賞にはずれて、上記の奨励賞は落ちるは、Wiiの抽選ははずれるわでもう、落ちまくりはずれまくりです。
唯一、海外学振だけ当たるという、もうこれだけ当たればほんと他はどうでもいいっていうくらいのものなのですが、ほんと、今年はこれだけで最高によい年であったと言えましょう。

本当は今日が仕事納めなのですが、なんとなく有給を取りまして今日から休みです。実家に帰ります。

最後の運試しは、学生時代の仲間とやるマージャン大会です。30日だったかな。東京で。
がんばるぞー!!!

お父さんはやってない読了

お父さんはやってない読了しました。
最初の弁護士が、釣られたんだろうという話だったので、僕も結論そういうことだろうと思っていたら、実はそうではなくて、実際女性は被害にあって、人違いをしたのが真相のようです。人ごみとは、凶器ですね。
支援会とか弁護団とかどんどんスケールが大きくなって、だんだん現実味が薄くなってきます。もう裁判のプロフェッショナル集団に最後はなってきて、もし自分が同じような目にあっても、同じ規模の対策は出来る気がしない。やっぱり、多くは示談で済ますほうが得かもしれないです。



次の本は
半藤一利「清張さんと司馬さん」です。

月曜日, 12月 25, 2006

おっとっとっと

またしてもコメント見忘れ。
前々回のアメリカの学会についてのポストで、がっかりしたこととかうらみつらみとか書いておりましたことについて、やや補足。
確かに、がっかりしたことはそのご指摘通りですが、これも運命のなせる業と思いなおしました。すぐに。
逆に前向きに捉えております。すぐに。あのアイリッシュバーの帰りに、先輩U氏に励ましてもらいました。
その後もいろいろな人と話して、とにかく乗らねば始まらないという結論に至ります。
いろいろありますね。この身近な関係というのはよい面もあれば悪い面もあります。

で、

年とともに自動的に組織化される恨みつらみの構造というのは、上記のこととは別であります。
僕に取っては人ごとです。あれです。あれ。さすがにここでは言い難し!
僕にはそういうことがなるべく降り掛からないように、他の圧力のせいで心が荒むことがないように祈るばかりです。
例えばこういうことです。
来年度の業績少ない順から二人だけ、技官に降格!
とか言われれば、
学生をどなりちらしかつ褒めすかしデータの量産のみに努め、ライバルを批判しできるだけ自分を大きく見せようとし、その結果家庭でも切り替えができず奥さんに当たり娘を疎んじかねない。
大げさですが、一部現実。自動的に周囲の構造が人の心をそういう方向に向かわすこともある、それは、年齢を重ねることによる責任の増大とも捉えられるかもしれない、今後もっと大人になるということはそういうことかもしれないなぁ、と、思ったのでした。もし仮に、自分が近い将来、責任の増大とともにそういう荒んだ方行に向かうようなときには、自覚してなるべくできる範囲で抵抗しようと身構えた、っていうことでした。

相変わらずアマアマです。

日曜日, 12月 24, 2006

一冊読了

こないだ読んでいた広島原発後6年目とかいう小説は、あまり面白くなかったので、途中でやめまして、次の本を読了しました。
「超・格差社会アメリカの真実」


いやー、毒されていますね。
奥さんにこの本を買ったのを見つかったとき、「はっしーの本の選択は失敗が多いね」と言われた。
この本ばっかりは、ほんと、毒々しい感じがする。

とはいえ、毒も皿までくらえば毒でなくなる、わけではないが、なんかもう、はまるならどこまでもはまろうということで、読み進めた。
うーん、なんというか、アメリカは巨大すぎて貧富の差はあってあたりまえで、その差別の間に交流はないと。だから別に不満もないと。それにしたって、チャンスは多いと。だから私はアメリカ大好き。日本が問題にしている格差社会なんて、大した問題じゃないよー。だって。もうアメリカナイズもここまでくれば、すでに日本人ではないな。お前に日本を語る資格はもはやない。

っていう感じの本でした。

うーん、やっぱりいまいちであった。

次読んでいる本は、
「お父さんはやってない」


痴漢に仕立て上げられた冤罪裁判で無罪を勝ち取るまでの屈辱の日々を旦那本人と奥さんのリレー日記で綴っている。痴漢冤罪は本当に一方的なのである。愉快犯を目論むおばかな女子高生が、冴えないサラリーマン親父の人生を覆すことは非常に簡単なのである。そういうシステムなのである、日本は。運がないというほかない。警察、裁判所、検察の腐ったことよ。弁護士も人を選ばねばならぬ。刑事で起訴されれば、権力との戦いである。99%が有罪である。でも、そんな渦中での家族の絆が痛ましく、涙を誘う。なんといえばよいのか。


っとととと、そういえば、メリークリスマス。今年もあと一週間。これまでに読んだ本は21冊でした。上の本で22冊になりそうです。去年、一昨年とほぼ同じ。3年で65冊くらい。10年で210冊くらい。60年で1260冊くらい。と書くと、なんか少ない。

月曜日, 12月 18, 2006

無事帰国

無事帰国しました。

アメリカの学会では、留学受け入れ教員との打ち合わせをやったり、行く予定の大学にいる日本人の方とか紹介してもらったりして、大きな収穫がありました。その他、研究上の情報のみならず、いろんな情報を仕入れまして、これまた有意義なことでありました。
中にはがっかりな情報もありましたが、贅沢いうのも大概にせいよ、ということですぐに前向きな気持ちに切り替えることができました。
まったく世の中ますます世知辛く、恨みつらみも年ともに積算するようになる仕組みなのではないかと自然と思われる今日この頃であります。比較せずに生きることは困難でありまして、うまく行っているときはいいとして、あるとき自分にふりかかる不幸のあれこれを抜きにして、他の幸せを心から祝福できるほど、他を許し受け入れられるような人徳を身につけることを目標にしなければならないと思わずにいられぬほどなのであります。別に今はまったく不幸ではありません。

帰国便ももちろんインチョントランジット。しかも、インチョンに一泊です。インチョン空港は3度めですが、ついに初めて韓国に入国することになりました。とはいえ、車で10分程度の空港町のホテルに泊まるだけなんですが。ま、いつもそうですが、初めて降り立った空港では、必ず迷いますね。どこ行けば良いのか。しかも、今回はあまり英語の通じない韓国。台湾を思い出します。案の定白タクみたいなオヤジが突っ込んできます。なんとしても正規の乗り場を見つけねばならぬ、ここで笑顔で応じてはいかん、と半ば人を食ったような態度で対応します。やっとこさ、身振り手振りでなんとか正規のタクシー乗り場にたどり着き、そこからホテルへ向かいました。結構タクシー代高かったです。1500円くらいかな。10分そこそこなのに!
ホテルに着いて荷物を置いたら、早速晩ご飯に向かいます。すでに7時半くらいになってました。やっぱ焼き肉だろうということで、ホテルの人に案内してもらって近くの焼き肉屋に行きました。ところが、一人用の焼き肉セットみたいなものはないということで、やむなくすき焼きみたいのにしました。なかなかうまかったです。付け合わせの量がすごくて、野菜だとかキムチとか、イカわかめとか、いろいろ付いてきました。ビールも飲んで、結構高かったです。

翌日テレビを付けると、基本よく分からないのですが、なんかソウルで雪が降ったみたいです。中央幹線道路みたいに聞こえました。ときどき韓国語って、日本語の音と同じに聞こえるときがありますが、多分同じ音が多いのでしょう。意味も多分同じです。ええー!と思って外を見ると、ホテル周辺も雪の中。予定よりも30分早く支度して、空港へ向かいました。
空港では何事もないように手続きが済んで、予定通り出発の30分前くらいに飛行機に乗るゲートが開きました。すごいなー、韓国、こんな雪でも予定通り動くんだ、ま、千歳空港もそんな感じだけどね、と思っていたら大間違いでした。
予定時間を30分すぎても動く気配なし。やっとなぜ遅れているか放送が流れた。
なんと飛行機についている雪を熱湯かけて溶かすんだと。その熱湯をぶっかけるトラック?というか特殊車両の数に制限があり、順番待ちしているらしい。あと30分待ってほしいとのことであった。
そんな熱湯で雪とかすなんて聞いたことないよー。多分日本だったら融雪剤まいて終わりだよー。だいたい人乗せて30分たってから30分待ちとはどういうことジャー!といらいらしていたら、結局1時間待ちで、動き出しました。こちとら帰国後さらに国内線の乗り継ぎがあるので、気が気ではありません。そしたら、なんと溶かすのに30分、滑走路移動でさらに10分かかるだと!ふざけるなー。もう乗り継ぎはぎりぎりです。

で、帰国。
あと5分で伊丹空港行きのバスに乗らなければ間に合いませんという状態で、荷物回収場。ふと見ると、やはり乗り継ぎのような人が航空会社の職員と思われる方に荷物を裏から探させている模様。おいらもすかさず、「すいませーん、僕も乗り継ぎがあります!」といって、荷物を探してもらいました。おかげで思いのほか早く出てきましたが、すでにタイムアウト。乗り継ぎ便の変更を余儀なくされました。航空会社の人が変更手続きを行ってあげるからちょっと待っててと言ってきたので、しばらく待っていましたが、なかなかアクションがないので、もう自分でやるからいいです、どうせ保証はないんでしょ、といって、国内線のカウンターへ行きました。
発券カウンターで並んでいると、関空内の放送で「インチョンから帰国されました橋本様、案内所までお越し下さい」と呼び出されました。ちょうとカウンターで自分の順番が来たところだったので、国内線の受付の人と話を先にすることにしました。片手にはすでに携帯で予約する一歩手前の状態でした。事情を説明すると、遅延証明書があれば機材の変更を無料でできるというのです。なんてことだ、知らなかった!多分今の放送はその遅延証明書をくれるということなのだろう。ということで、急いで案内所へ向かいました。案の定遅延証明書をゲットし、再び国内線発券カウンターへ。無料で一本後の便に変更してもらえました。

で伊丹へバスで、75分。意外とギリギリでした。高知に着いたのが6時ごろ。インチョンで目覚めてから12時間が経過しておりました。飛行機に乗っていたのが合計2時間あまり。なんと不経済なことでありましょう。つかれた。

帰ったら奥さんと娘のお出迎え。やったよー。無事帰ってきたよ。幸せだなぁ。

日曜日, 12月 10, 2006

あっさり買えた

Wii、あっさり買えました。
金曜日の夜、帰宅途中で件の並ばなかった電気屋に寄ったところ、手書きの小さな張り紙に
「Wiiあります」
だってー!
速攻買いました。

とか、どうでもいい報告でした。

を、サンフランシスコから書いております。
アメリカで明日から学会があって、それに参加するためです。
航空券のチケットを取るのをずぼらしていたら、直通便が取れなくなってしまいました。
どうも他のなんか電気デバイス系の学会がかぶっている様で、異常な混み具合です。
やむなく韓国経由のアジアナ航空で来ました。
インチョン空港で5時間待ち。
アシアナ航空の機内食は当たり前にキムチメニューがあったり、ケチャップかと思ったらキムチエキスで超辛かったりして、ちょっとカルチャーショックでした。
映画も韓国語の吹き替えで、きつかったです。
しかも、座席予約も一杯でど真ん中になってしまい、これまたきつかった。

明日口頭発表なので、これから会場行って登録証もらって、ファイル確認して、原稿作ろうかと思います。

がんばります。

火曜日, 12月 05, 2006

またも面接?!

禁煙継続中です。
一度禁煙パッチを付け忘れたときに、結構行けたのでここ数日は禁煙パッチなしでやっていた。
すごい!すばらしい!
でも、些細なことにイラッと来るので、やっぱりニコチューから抜けきれていないような気がする。
ガムはもう利用してません。

今日はニコチンパッチが切れる日だったので、二度目の外来に行ってきた。
一応今日はニコチンパッチを付けている。なんかやっぱりイライラ感が少ないような気がする。
一酸化炭素濃度を計測したところ、前回は14ミリグラム?だったのが、4ミリグラムに下がっていた。
抜けきれていないらしいが、すごい減っていたのでなんかうれしい。

昨日は、またしても面接でした。
うーんと、これ、ま、言っちゃっていいかなー。
なーんと、全学対象学内での「若手教員奨励賞」というのに応募したのでした。
これ、最初はほんとまーったく出す気はなかったのですが、(某教授から頼まれて)出しました。
推薦者が必要なのですが、(その頼んできた某教授は諸処の都合により推薦できないので)自己推薦しました。
自己推薦にしたほうが、落ちたりした時に笑い話にしやすいというのが、狙いです。
ところが、書類審査に通ってしまいました。
ところが、なんとプレゼンの二次審査があるというのです。そんなの聞いてないよー。応募書類にもそんなことまったく書いていない。
全学対象ということなので、審査といったって専門外の人を対象に話すのだろうということで、あまり専門的なことを言わないように心がけました。
こんなこと言っちゃなんですが、実際、まーったく緊張しませんでした。
ま、なんにせよ、当たるも八卦当たらぬも八卦のような環境に置くことが、生活をやや楽しくしますね。

こういう懸賞的なもで運試しというのに前向きに参加するように心がけております。はい。
そんな流れの中、先日は任天堂のWiiが発売になりましたね。
娘の通っているスイミングの教室があるデパートで、Wii購入権の抽選会があるということで、参加しました。
開店9時から30分、抽選券を配るというので、9時20分ごろデパートに着くように行きました。スイミングにはちょっと早い時間です。そのデパートへ向かっている途中の電気屋に、Wii購入者らしき人たちが列を作っているのが見えました。ここでは9時半開店で整理券による販売のようです。

う、ちょっと迷う。あんまり列が長くない。
でもここで電気屋に並ぶと、抽選会に参加できない。
本来の目的はWiiの購入ではなく、抽選に当たるか当たらないかを試すことである、と自分に言い聞かせ、1秒の思考の後、電気屋をスルー。最初の目的通り、デパートで抽選券を貰いました。

結果は







はずれ


・・・・。



くそー!やっぱり電気屋に並ぶべきだった!あれ?

あとで、インターネットの掲示板を見ると、その電気屋では39台入荷し、9時半に到着して30番台前半だったらしい。
あそこで電気屋に切り替えていたら間違いなく購入できていたのでした。

とか、やっぱりWiiが欲しかったというお話でした。

どうも明日全国的に入荷するらしいので、ちょっと頑張ってみようかと思っちゃったりして。
ちゃんと仕事もしてますよー。

でわでわ。

水曜日, 11月 29, 2006

禁煙継続中

禁煙継続中です。
まぁ、ニコチン切れのせいということで、いらいらしてるのかなぁ。
あのむかつくやろー、どうにかしてくれよ!
はい、愚痴でした。

読書もまぁぼちぼち。
今は原爆後8年経った広島の原爆症の話が書いてある小説を読んでます。阿川弘之。
こんな本、買った記憶がありません。こないだブックオフに本を売りに行こうと整理していた時に出てきました。
まぁ、読む本がなくなっていたので、ラッキー。

ランニングも、まぁ、ぼちぼち。
週3回、3週間目に入ってます。いい加減歩かなくなりました、1.5km。禁煙のせいかも知れません。それか、ターザンという雑誌のお腹へこませ作戦特集に載っていたランニングの姿勢や足の出し方などを参考にしたせいかもしれません。以前は足首と膝から下を使って走ろうとしていたのか、ふくらはぎが張ってしまっていたのですが、本のご指導の通り、足の付け根から足を動かすようにすると、なぜか腰がまっすぐになり、肩の力が抜けるような気がします。これやると、1.5km歩かないで走り続けられるようになりました。ま、1.5kmというところが小学生低学年レベルでしょぼしょぼですけど。
4週間これでやって、5週目からお城グルリンコースにチャレンジしようと思います。

金曜日, 11月 24, 2006

コメントに気がつかなかった

このブログのレイアウトはコメントの存在に気がつきにくいですね。
まさか、コメントが付いているとは思いもしなかったので、今の今まで気がつきませんでした。

えーっと、それじゃねぇー、コメントにお返しを。

Mさま:
そうだねー、海外留学に理由はいらんよねー。
なんか、最近この生活に慣れきっちゃって、飽きてきたからさぁ、気分転換に海外で勉強、なーんつって、遊び?あはははー、遊んでくるわー、みたいな。俺は幸せだな、ほんと。

Gさま:その1
英語のその先が大切ですか。ほんと予想もつきません。ですが、好奇心を旺盛にして、外側へベクトルを取るように心がけます。そろそろ、いい加減年も年なので、昔のように純粋に馬鹿になりきれないですが、年の割には馬鹿になれてると思いますし、そういう自分がまだ好きです。

Gさま:その2
あの右翼みたいな文章を書いたあとに、なんか愛国心旺盛で気持ち悪いな、と思い直しました。なるほど、欧米向けの対帝国主義と、アジア向けの侵略戦争は区別するべし、とは全く共感しやすく、シンプルで美しい気がします。

木曜日, 11月 23, 2006

禁煙

海外で生活することになったので、禁煙を思い立った。
娘が生まれても禁煙しなかったのに、である。まぁ、娘が大きくなって「パパ臭ーい」とか言い出したら、止めようと思ったかもしれないけれども、その前に海外の話が決まったということにしておいて、と。

いつだったか、なんかのイベントで、アンパンマンショーを見に行った時に、禁煙展示をぶらっと見た。その時に、今年の4月から禁煙外来が保険適用になるという話を初めて聞いた。それが頭の片隅にあったので、今回のきっかけで思い立った禁煙法は当然禁煙外来である。

禁煙というと、自分との精神的な闘いが強く前面に出て、悲壮感あふれることが容易に予想されるけれども、ぼちぼち人類のシンポというものを見てみようという好奇心も、あった。

それは、ニコチンパッチ(ニコチネル)である!これは、絆創膏みたいなものを腕とかに貼ると、皮膚からニコチンがじわじわと補給されるというものなのだ。こいつは、医者の診断書がなければ日本では処方されないのだ。しかも保険適用で去年よりも安い。

似たようなニコチン補給法として、ニコレットというガムタイプのものがあるが、実はこれはすでに数年前に試した。
日本で個人が購入できるようになって、すぐ飛びついたのだが、どうもかみ方にこつがあるらしく、全然効果ない。普通にニコチンを欲する。

それじゃ、ニコチンパッチはいかに!というわけである。
で、昨日からやってみました。これがかなり効果的!タバコを吸わなくても生きて行ける。
ただ、禁煙のつらさは、ニコチン中毒のみならず、習慣というか、タバコを吸っている状況や口への刺激など、なんとも説明しにくい、習慣という言葉が最も適していると思われる、別の中毒があって、ニコチンですべて解決というわけではないというのである。
なるほど、ニコチンに関してはなんかいい感じのような気がするが、なんとなく口寂しくなっているような気がする。これをガムで紛らわす。これもなかなか効果的。これは、続けられそうだ。

賢明な方はニコチン中毒を治すのにニコチンパッチを貼ったところで、治るものではないのではないかと疑問に思うかもしれない。このパッチが切れたら、どうせ苦しい日々が待っているに違いない、と、僕も思った。ところが、いろいろ調べてみると、タバコの吸引に比べて、ニコチンパッチのニコチン吸収は非常に遅く、パンチがないとのこと。クラクラっとするようなニコチン攻撃が快感ということがないので、大丈夫という話である。本当かどうかは、このまま僕が禁煙を続けられれば、確認できるでしょう。

未だに精神力のみで禁煙を試みている輩も多く、ウェブ上の禁煙掲示板には禁煙トライ者の苦悩と、成功者の高みからのコメントであふれている。
あー、滑稽である。文明の利器を試すべきだ。

火曜日, 11月 21, 2006

またまた一冊読了

また、一冊読み終わりました。
「ありがとう」平山譲です

阪神淡路大震災で壊滅的な被害にあった商店街の写真屋店主が主人公。
震災で引き起こされた火事が商店街を急激に襲う。あちこちで潰れた建物内に閉じ込められた人のうめき声が聞こえる。家族が必死に助けようとする。しかし火の手が迫っている。時間との闘い。無情な判断をしなければならない。
そして友人や知り合いが多く亡くなった。

生き残ったことの意味はなんだろう。

写真屋店主はゴルフが趣味でハンデゼロのセミプロ級の腕前だった。
いつものようにしていたら、ゴルフセットも火災で焼けていただろうに、そのときだけはなぜかゴルフバックは車のトランクの中。車もたまたま別のところに止めておいたので、奇跡的に焼けずに済んだ。
そうだ、また夢を追いかけよう。夢を追いかけることができるのが、生き残った意味だろう。生かされて、夢を追いかけさせてもらって本当にありがとう。

で、60歳でプロテストに合格し、シニアで優勝経験を持つ。

これは実話で、実名とのことです。

なかなか面白かったです。

日曜日, 11月 19, 2006

読み終わった本

また、一冊読み終わりました。なんか言うの恥ずかしいんですが、
「メトロに乗って」浅田次郎
です。

映画になりましたね。

どうも父親母親の青春時代を知りたくないですか?みたいなキャッチコピーにキャッチされ、原作を読みたくなりました。
先日じぃちゃんが亡くなった時に、葬儀屋の演出で泣かされたんですが、そのときに、
「娘や息子、○○人の孫、○○人の曾孫に恵まれ、云々・・・。」
というところでぐぐぐっときました。

今自分の娘を見て、うおー幸せ!と思うことをじぃちゃんも思ったんだろなー、と、思ったわけですね。
じぃちゃんの対象はうちの母親ですが。
ここがちょっと実感わきづらいところですね。
でも、うちの娘が生まれたのは、じぃちゃんがいたからなわけで、もう、生命の神秘を感じます。
命は大切ですね。

で、ま、「地下鉄に乗って」読みました。
ところがどっこいしょ、そんな、自分の思惑とはまったく違って、そんな生命の神秘なぞあったりまえのことではお話にならないのか知りませんが、落ちがしょぼい。主人公の不倫相手が、実は親父の不倫相手の娘で、異母兄弟だった、だと。

うーん、いまいちでした。

でも、戦後から復興期にかけての日本の情景がよく出ているように感じて、ちょっと勉強になりました。そんだけ。

日曜日, 11月 12, 2006

走る

おはようございます!
今日は、朝早起きして、走りました。

もう常々思っていたことですが、僕、お腹が出てます・・・、です、はい。
30代に入ってから、ぶくぶくと、もう、これ、でっぱっちゃって。
ですが、BMIっていうんですか?身長と体重から出すある数値では、標準のベスト体重です。

何はともあれ、内蔵脂肪がたまっているようです。
うちにある体脂肪率を測れる体重計によると、僕の体脂肪率は、○×%。
うぎゃー!
嫁さんには強気な発言をするも、心の中では、これはちょっと格好悪すぎると思っていたのでした。

でも、やる気が出ない。僕はこつこつやるのが苦手です。
そんな中、今年の6月?くらいかな、アップルコンピュータとナイキのコラボから、ちょっとやる気を出させてくれそうな商品が発表されました。
これです。iPod sports kit!
【New!】Apple Nike + iPod Sport kit [MA365J/B]

センサーを靴にはめ込んで、受信機をiPod nanoにくっつけると、通信して、どれくらいのペースでどんだけ走って、何カロリー消費したかを記録してくれるというものです。このデータをナイキのホームページに送るとそういった情報を楽しげに視覚化してくれるのみならず、全世界の人たちと比較できる。
すごい!面白そう!
でも最初は北米のみの販売で、なかなか日本で売り出しませんでした。
それが、先月末についに日本でも発売になり、すぐさま購入。

しかし、そのセンサーをはめ込むのに対応したナイキの靴が高い。1万円越えは当たり前。しかも高知では入手が困難。通販で靴の購入はためらわれました。
するとなんと、対応のナイキの靴ではなく、普通の運動靴に はめられるホルダーが売り出されるとの情報を入手。
これです。Sportsuit Sensor+
Marware Sportsuit Sensor+ for iPod nano

これならくそ安い靴でも大丈夫ということで、さっそくプロ野球の中日リーグ優勝セールをやっているデパートに行って、3700円の靴を購入。一応ナイキですが、iPod sports kitには未対応。あと、激安運動着も購入(上二着、下一着で1500円)。

あとは、ホルダーを待つのみ。
こいつが11月上旬出荷とのことだったのですが、なんだか受注が思いのほか多かったらしく、なかなか送られてきませんでした。
で、やっと昨日の朝到着!

よーし、これで準備万端。
あとはコースを決めるだけです。
ほんとここ数年、全然運動らしい運動をしていなかったので、最初はちょろーく1.5kmくらいを考えます。
自分の走るコースの全長を計算してくれる面白いページで、ちょこちょこ練ります。
キョリ測マピオン
http://www.mapion.co.jp/route/

本当はお城の周りを回りたかったのですが、そうすると2.5kmくらいになるので、最初はやめとこう、ということで、手前の公園を突っ切るルート。計算によるとぴったり1.5kmです。さて、明日に備えて今日は早く寝ようと思ったら、読書がめずらしくはかどって、結局12時半くらいに寝ました。

はい、今朝6時。目覚ましに起こされて、むくむくっと起きました。
運動着に着替えて、ばっちり靴を履き、iPodにセンサーをくっつけて、準備完了。スタート地点で、音楽を聴きながら準備運動。これちゃんとやっとかないとな。
すがすがしい朝日。やや肌寒いが運動するにはちょうどいいだろう。音楽が気分を盛り上げる。
そして、スタート!
「ワークアウトを開始します。」ってiPodアナウンスが流れる。すごい!

・・・。
軽快に走り出したはいいけど、長くは続かない。い、息ができない。タバコの吸い過ぎで肺胞が少ないのではなかろうか?
ちょっと歩く。
で、楽になったので、また走る。
い、息ができない。
ちょっと歩く。
で、楽になったので、また走る。
い、息ができない。
で、楽になったので、また走る。
って、3回も休んじゃったよ。

しかも足が重くなり、ずんぐりした走りである。とても軽快とは言えない。最後は歩きたかったけれどゴールが近かったので頑張る。
ふおー、ゴール!

いやー、しょぼいジョギングだったが、疲れた。
まんず最初はこんなもんでしょう。

早速家のMac miniと繋いでナイキにデータを送る。
あー、やっぱり3回休んだのがよく分かる。iPodの計測では1.68km。ま、そんなものかもしらん。
運動時間は、なんと10分!すくな!
歩いてもいいから30分は有酸素運動しなければ、効果は薄いと、雑誌ターザンのお腹へこませ作戦特集に載っていたな。

ま、最初はこんなもんでしょう。

嫁さんとの約束では1週間に3日、3ヶ月続いたら、これまでの経費を家計が持つということになっている。
ぼつぼつがんばろう。

水曜日, 11月 01, 2006

もう一冊読了

今朝電車でもう一冊読了しました。
阿川弘之・北杜夫の対談集「酔生夢死か、起死回生か。」です。
この二人も遠藤周作の友達だったので、本の中にちょくちょく遠藤周作のことが出てきます。
この対談集を見つけられず、やむなく佐藤優だったんですが、ついに発見しました。

阿川弘之の方は戦争に行った人で、7歳年下の北杜夫は戦争に行かなかった人。
この二人が仲良くしていることがすごいなー、と。
なんだか、戦争に行ったか行かなかったかって、すごい断絶ではないかと思うんだけれども。

なかなか北杜夫がほんわかしていて面白いです。

有名ではありますが、阿川弘之は阿川佐和子のお父さん、北杜夫は斎藤茂吉の息子です。


酔生夢死か、起死回生か。

日曜日, 10月 29, 2006

「日米開戦の真実」読み終わっていました

久しぶりに読書記録を。

ここのところ、読書をするにはしておりましたが、すっかりペースが落ちていました。
なんとか、読了していました「日米開戦の真実」佐藤優。
大川周明という時事評論家?が開戦直後、日米開戦へなぜ日本は突入しなければならないのかを理路整然とラジオで述べたものを本にして、当時爆発的に売れたという。イギリス、スペインの帝国主義から始まって、いかに欧州がアジアの利権を搾取していたか、それに乗り遅れたアメリカがいかに姑息に自己主張していたか、アジアの一員として日本が力を蓄えて、新東亜共栄圏という地域的主権による世界新秩序(今のEUの東アジア版)を夢見ていたかを、滔々と語っている。当時のアジアとしての屈辱が手に取るように分かる。アヘン戦争、アロー戦争の理不尽さ。すでに植民地化されて清国を攻めるのに傭兵として用いられていたインド人の悲哀。
東アジアで唯一白人に日露戦争で勝った日本は、アジアを守る盟主たらんとした。しかし、欧米列強が帝国主義を押し進めて熟していた時期にしては日本は未だ国力の不足を否めない。そこで、国力増強のために一時的に中国アジアを占領させてもらいたい、その先には、欧米と対等な地域主権がまっているのだよ。というのが日本の主張だったようだけれども、なんか途中まではいいけど、最後の論理がやっぱり変だ。やっぱり無理があったんだなぁ。(感想も含めて佐藤優の見方です(僕の理解では))。
でも、なんだか当時の日本の状況がわかったような気になります。日本は軍縮会議でも譲歩に譲歩を重ねてけなげに国際社会に認めてもらおうと努力しているにもかかわらず、一度振り込んだら繰り返されるおれおれ詐欺のように、重ねて無理難題を押し付けてくる欧米の傲慢さ。そういう時代だったのでしょう。自分たちのやってきたことを棚に上げて、平和主義を突然唱えだす欧米。日本の台頭を決して認めない欧米。今でもそういうのあるかもね。当時に比べればだいぶ薄まっているかもしれないけれど。

大川周明は敗戦後東京裁判でA級戦犯になったが、法廷にパジャマで出席し、よだれを垂らしながら東条英機のはげ頭をぺんぺんしたという。この行為から精神異常と認められ、結局罪は問われなかった。
A級戦犯は最近話題になっているけれども、罪の重い人ではなくて、具体的に戦争を引き起こす政治的な行動を行った人のことらしい。大川は、庶民を煽動した罪に問われている。
そもそも、彼らの罪は、平和を乱した、という罪らしい。こんな罪は国際法にはないという。勝手に戦勝国が造った。平和を乱した罪ならば、不可侵条約を犯したロシアも同罪だが、ロシアは裁く側にいた。首尾よく北方4島を手に入れた。
なんだかおかしいなー、と思って当然のところである。

しかし、一方で日本がアジアでやったひどい仕打ちも事実としてある。
勝てば官軍負ければ賊軍としか言いようがない。


日米開戦の真実

冷静になって考える

どもー!はっしーです。

いやー、海外留学、楽しみだなー。
来年の春から2年間の予定です。年齢的に最後のチャンスでゲットしたチャンスなので、もう喜びもぎりぎりの一入です。一入、ヤフー辞書で調べてみてね。僕は読み方を今日知りました。

とか、ま、浮かれて気分なわけなんですが、ちょっとここで冷静になってみようと思い立ちました。
もう、無条件で海外留学楽しみーとかだけ言ってるのは、これはただのあほうだろ。
全国から選ばれた精鋭の一人ならば、今一度その意味を吟味するべきではなかろか。
もうすでに文章が浮かれているのであまり説得力ないですが。

まぁ、ある場面では、面接受ける前から書類通った時点である意味浮かれていたのですが、そこで一部の人からは、何のために海外に行くのか?と問われることもあったりしたわけですね。
そのとき、その中のある人は、
「箔がつくから?」
と言われて、
「うん、そうだね」
とメンドクサクテ速攻認めました。

ま、それもないとは言わない。
でも、日本で博士になって、ある程度の箔がついたとしても、実は一般社会が思っているほどの箔ではない。
これと同じように、海外に行ったからといって、単純に箔がつくものでもないかもしれない。
一方で、向こうでなーんも得るもんなかった留学生もいないわけではない。

じゃ、何を求めていくのかと言えば、もう単純に、一番手っ取り早いのは英語です。
やはりサイエンスの世界の共通語はなんだかもう英語なわけで、ここで日本はすでに不利なのです。
この言葉の壁は非常に高いと予想されます。
なぜかっていうと、個人的な夢想でありますが、今進んでいる国際プロジェクトがらみの国際会議なんかで、日本の国益を主張しなければならない立場の人で、もう何回も海外でそういう修羅場を経験している方が、
「やっぱり今でも英語にストレスを感じる」
と言っていました。
立場的な緊張感の違いもあるでしょうが、やはり日本人はこういう国際的なところで英語の不利益を被っていて、そうそう打破できるものではないということなのだろうなぁ、と、薄々感じます。

自分の経験で鑑みても、去年参加した科学掘削船による研究航海で、一月半英語漬けだったことがありましたが、そこでもなかなか通じないこともありました。なんだかショックだったアメリカ人の言葉で
「Am I in your way?」
と聞かれて、
「はぁ?」
みたいな。
何言っているかわからなくて、あとで英語が堪能なドイツ人に聞いてみると、
あむあいいんゆあうぇい、だったというんで、ちょびっとショックでした。
AmもIもinもyourもwayもみーんな、中学で習う単語でないか。
これが、テストに出なかったAmからの疑問型だったもんだから、すっかりわからなかったという訳です。
これは、もう慣れしかないんだろう、現場で鍛えるしかないと思った訳です。

ただ、留学しても浮いちゃって孤立する日本人とか、日本人としかつき合わなくて外国にいる意味ないとか、そういう人もいるみたいです。まぁ、向こうでやることもちゃんと具体的にあるので、ま、路頭に迷うことはあまりないとは思うんですが、なんとか、ネイティブとできるだけ時間を多く取ろうと思います。やっぱり船みたいに孤立した場所ではないので、自ら進んで交流しないとなかなかそれでも生きていけてしまう気がします。

あとは、国際プロジェクトに関連する人のところに行きますので、その辺の国際的な研究者の人脈を広げるとかですかね。
ま、国際プロジェクトに関わらず、多くの研究者と交流できたら幸せですね。

やっぱり、言葉は大切だということで、マリナーズの城島も苦労しているようだし、おいらもがんばろうと思います。

といっても、まだ5ヶ月くらい先なので、こっちでやることもいっぱいあるし、こつこつがんばります。

木曜日, 10月 26, 2006

やりました!

どうもご無沙汰しております。

もちろん、あの結果が出たのであります。

結果は・・・・











合格!




です!

やったー!やったよー!

って、なんの面接だったのか、ということですが・・・。

海外留学です。

やったー!やったよー!

この件に関してお世話になった多くの方に感謝いたします。
ありがとうございました!

日曜日, 10月 15, 2006

巡検

 僕の専門は地質学です。ちょっと前の投稿で自分の研究に関連のある学会が自分の大学であったとか回りくどく特定できないように書こうとしていたみたいですが、その直後に地質学会とか書いてあって、ほんと無駄な事しました。

 で、地質学といえば、なんといってもフィールドワークです。そうです。自然と相対峙する分野です。多分小中学校の時に家族でキャンプ行ったのが楽しかったので、なんとなく野外調査することやりたいなーと思ったのがきっかけです。僕がその選択を迫られた時は、トトロの森やらエコロジーブームで、兄貴も森林科学を専攻していた事もあり、自分もその道に進もうかと希望したところ、成績が不良で行けず、やむなく石にした、という経緯があります。これ前も言ったかなー。

 うちの大学の自然環境科学科は、野外授業が多分他の大学よりも充実しています。これは高知という土地柄もあると思いますが、やはりすばらしい自然が近くにあることは非常なメリットです。道路はある程度張り巡らされており、人もぽつぽつ住んでいて、治安がいい。危険動物も少ない。こういう背景で基本データが蓄積され続け、世界でも有数の科学分野がぽつぽつあります。地質学的にも世界的に注目されているフィールドがたくさんあります。

 なので、僕は誇りを持って学生に野外授業を行う訳なんですが、なかなか伝わりませんね。うーん、これは僕の力不足のせいでしょう。

土曜日, 10月 07, 2006

沖縄

もう、同じようなネタをひっぱりひっぱりで申し訳ないけれども、どうも面接の結果が気になって仕方がない。
きっとそうなるだろうということで、以前から現実逃避のための旅行を画策していたのだ。
ずいぶん前から嫁さんが沖縄に行ってみたいと言っていた。
もうほんとある晩ご飯の時、唐突に
「よし、今度沖縄に行こう」
と言って、沖縄に行くことに決定した。

で、行ってきました、沖縄。

もう、最高でした。

オリオンビールうめー!
チャンプルーうめー!
ルートビアーまずー!!

で、高知に帰り、現実も戻ってきました・・・。

うー

早く結果を。良い結果を!

水曜日, 9月 27, 2006

面接

昨日は一世一代の面接でした.
久しぶりにドキドキいたしました.
面接は東京で,旅費は自腹です.
高知からの便はあまり多くないので,相当早い時間に東京に着きました.

会場付近の喫茶店でぶつぶつプレゼンの練習.発表は4分で,質疑応答が6分の占めて10分です.
この10分のために飛行機代出していくんだからなー.
発表時間も4分プラスマイナス10秒でおさめるべしとの助言もあり,時間感覚を練習で十分養います.
喫茶店では,緊張のあまり家族の写真を見て心をおさめつつ,どきどきしながら練習です.

ふと見ると,さえない男がポスターの入っているだろう筒を持って,店内に入ってきました.
ライバルです.
あれー,なんてさえない男だろうと思って,やや心が落ち着きます.
外は雷雨になっていました.
そのさえない男を見て,心が落ち着いてきたばかりでなく,逆に闘争心がわき上がり,雷雨と相まって心中盛り上がってきました.

そして会場入り.
面接者控え室に入ると,大勢のライバルがそこにはいました.
さっきとは打って変わって,みな精悍なかしこそーな顔をしています.やっぱり,伊達ではないなー,手強いなーと,ちょっと萎えます.
しかし,ここで怯んではならないと,平静を装いつつ隣の人にちょっと話しかけます.
すると,どうも受かって当然のような受け答えです.おいおいちょっと緊張しろよ.

ついに面接会場の扉の前に移動です.
僕の前の人が面接会場に入ると,僕の後の人が僕の隣に座りました.
やはり平静を装いつつ話しかけてみると,なんとその人は今ドイツに留学中で,この10分のためにわざわざドイツからやってきたんだと!上には上がいるものです.

そして,僕の順番がやってきました!発表は4分直前に終了し,これまでの練習にもなかった最高のできです.質問は一人の人が集中的にしてきましたが,どうもよっぽど対策をしてきたらしく,なかなか的確な質問をしてきます.こっちはそれをばったばった切りまくり,この研究の達成に疑問の余地がない事を主張します.
個人的には十分満足な面接でした.これで落とされるなら仕方ありません.
外に出ると雨が上がっていました.

その後,所用で母校の大学にお邪魔し,かつての指導教官と近い将来の細かい状況について情報交換.
結構な時間を割いてもらった後,空港へ.

自分へのご褒美に高めのお寿司とビールを楽しみました.

アー疲れた.
これで,本当に9月の怒濤の日々は終了です.
今日からはゆったり仕事します.

月曜日, 9月 25, 2006

怒濤の日々も一段落?

どうも,お久しぶりです.ようやっと書き込みます.
うちの大学で自分の研究に関連した学会が主催され,その対応で始まった怒濤の日々.
学会が終わると翌日から,学会主催の野外巡検旅行で案内.
それが終わった翌日,地質学会に日程を絡めて行われていた国際シンポジウムの巡検に参加し,初日は案内,そのまま名古屋に飛んで,他の地域を案内してもらう.
名古屋一泊で高知に戻り,翌日から授業の巡検.
しめて10日でした.連続7日間巡検.そのうち案内してもらったのは1日だけでした.
でも,かなり多くの研究者と様々な話を沢山させてもらって,非常に楽しい日々でした.みなさんありがとう!

でもって,今日は狭間の一日.

明日は一世一代の大舞台が待っている.
ちょっと以前はこの件でないーぶになっていたけれども,ここまで来てしまうと,もう開き直るしかないな.
出来る範囲で頑張ります.
人事を尽くして天命を待つ.
心穏やかにおおらかに,臨みます.

水曜日, 9月 13, 2006

ちょっとがっかりしたこと

今日のお昼ご飯は,久しぶりにインスタント焼そばにしました.

はい,みなさんお分かりですねー.

お湯を捨てる時に,麺まで捨てたって失敗じゃないとすると!

そう,隠し味である重要なふりかけを入れたまま,お湯を入れて3分待ってしまいました.
しかも,ソースをかけて混ぜるまで気がつきませんでした.
混ぜたら下からふりかけが・・・.

ちょっとがっかりしたこと,でした.

いいぞー,このちょっとした不幸(というか不注意).

世の中バランス取れているとすると,今度は,ちょっとした幸運がマイコンでくるに違いないぞ.
んでもって,こないだのビックな不幸に応じたビッグな幸運も舞い込んでくるに違いないぞ!

って,どうも最近受け身です.
重要な面接が近づいてきてナーバスになってます.その前に忙しい日々がやってくるので,十分対応できそうにありません.
うーん,不安だ.
こんな人間ではないはずなのだが・・・.なぜだろう.

遠藤周作新刊読了

遠藤周作の新刊本を読了しました.
内容は手紙を書く時の一寸した気配りについての本ですが,背後には遠藤周作らしさが隠れています.
この本を肺の病気で入院した頃に書いたと,後書きにあります.ベットでこれを書いたと想像すると,いろいろなところでより感動できるでしょう.
まったくもって思いやりに満ちています.これをユーモアたっぷりに書いています.
くだらない愚痴などどうでも良くなります.

どこかで読んだ遠藤周作の文章を思い出します.
「人は生活のみでは生きていない.時に人生を感じる」
といった,内容です.
人生をふと感じた時に,病院の窓を眺めるといい.そうすれば,多くの人が人生を感じている事が想像できる.
自分だけ,人生に立ち向かっている訳ではない.みな同じ.共有しよう.

だったかな?そんな感じ.
ま,えいでしょう.人間は人生だけでは生きられません.

時々,「今日を精一杯生きる,それだけ」
という人がいますが,本当にそんなことできるんでしょうか.僕なんか,あー今日も無駄にした,ってことが多いですよ.

ま,えいでしょう.

十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

さて,次の本は,佐藤優の「日米開戦の真実」です.
阿川弘之が誰かと対談している本が新刊で出ると新聞で見たような気がして,ツタヤに行ったのですが,見当たらず,やむなく手に取った本です.佐藤優って,ムネオ事件のときに国策捜査で一緒にブタ箱に入れられた人です.今は起訴休職中ですが,文筆業でどばどば稼いでるようです.多分官僚の時より儲かってるんじゃないでしょうか.先日なにかの文芸賞を取ったような気がします.しつこいほどの理屈が時にここちよいです.

日米開戦の真実

土曜日, 9月 09, 2006

幸不幸の波に一喜一憂

ここのところ,幸運と不運がひっきりなしに繰り返す.
うちの研究室の来年卒業予定の子が,ようやっと就職試験に合格し,内定ゲット!
しかも労働条件も結構いいところ.いやー,よかったよかった.
それも,一応今やっている事と関連しているので,研究室としてもうれしい.
内定通知は,当然幸福のコルクボードに貼りました.

それから,修士1年のうちの学生が,奨学金一種(利子なし)に昇格!
これから研究業績を上げると,免除の申請もできる.
これは,頑張らねば!という気になっている.いい制度だ,

あー,いい話が続くなーと思っていたら・・・.

人の機械を借りて分析していたら,ぶっ壊しちゃった!
ちょっと欲張って,雷雨の中測定しちゃってた.ほんとにアホです.
ちょっとこれやばいかなーと思った矢先に,やっぱり瞬電でストップ!
その後,動かなくなってしまった・・・.
全身から力が抜けて,顔面蒼白.
とにかく,アフターサービスに電話しまくったが,原因がいろいろ考えられるので,ちょっと待ってて欲しい,といわれて待っている時の何とも言えない居心地の悪さ!最悪の場合,基盤交換で200万円とか脅されるし・・・.そんなお金ありましぇーん!

悶々としながら,サービスの助言待ち.ところが,ヒューズの交換であっさり治りました.なんだよー,おどかすなよー.でもラッキー!

いやー,これは,ついてるぞー!この調子ならこないだ応募したNintendo DS liteの懸賞も当たってしまうかもしれないぞーと思っていた矢先,なんと今朝,通行禁止のところで,覆面パトカーに捕まった.
この通行禁止のところって朝の7時から9時だけタクシーとバスだけ通れるという変則的な100mがあって,通過したのは朝8時45分.目の前を通常の車がどんどん通っているので,あれ?土日は解除かなぁーと思って通過したら,目の前の白いクラウンがなぜか転回.なにやってんのかなーと思って走っていたら,バックミラーに赤いパトランプが映ってました・・・.いつもだったら,大人数で待ち構えてて,ばればれなくせにー!!今日に限って覆面かよ,っていうか,ほんとたまたま,通っただけやろあんた!

どうも学長裁量経費も落ちたみたい.

うーん,この調子だと,今月末の超重要な面接は受かるのだろうか・・・.

木曜日, 9月 07, 2006

「稲盛和夫の哲学」読了

「稲盛和夫の哲学」読了しました.
良い事をやり続ければ,自分の願いは実現する,とか,良い事とは何かと言えば,人のためになる事である,とか,なんだか道徳のようななことを,心から信じていることが分かります.
京セラが,膝関節セラミックを認可なく販売した事に対して世間のバッシングを受けていたとき,忸怩たる思いをしていたそうです.仏教のお坊さんにそのことを伝えると,「それはいいことなんですよ」と言われたらしい.
なんでも前世のカルマがこれで一つ減ることになるからということらしい.
それで,すっきり救われただと.

信じるものは救われるよ.
うん,じゃ,そうしよう,
昨日の,失敗がちょっとおおげさになっちゃった運のなさは前世のカルマを一つ減らすための試練なんだな.
あんまり楽にならない.信心が足りんな.

で,ま,そういうこともありましょうって感じでした.

稲盛和夫の哲学

予告通り,次は遠藤周作の発掘原稿,新刊本です.
「十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。」です.
十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

タイトルがなかったため最初の2文をタイトルにしたようだ.
手紙の書き方指南書の形式を借りて,相手を思いやるとはどういう事か,こころの豊かさとはどういう事かを,おもしろおかしいジョークを交えて書いている.やっぱりやや古くさい感じはするが,やっぱり遠藤周作はいいな,と思わせられるいい本だ.

水曜日, 9月 06, 2006

大学教員の自由は基礎科学の自由

 以前,大学教員は社会一般通説からみて,非常に特殊な環境で仕事をしていると思うと述べました.これは,サラリーマン経験のない私から言うと想像の域を出ませんが,大きな違いは自分で仕事の内容を決めて,自分で時間配分する個人の裁量領域が広い点だと思います.確かに大学組織のために拘束される時間もあるにはあります.以前話題に上げた試験対応などですが,これはそんな言うほど時間を取られるわけではありません.授業も週に多い人で3コマくらいではないでしょうか?本当に大学運営に中心的に関わっている一部の教授は一日に会議が3つとかざらのようですが,多くの教員は自己裁量で時間を使う自由を持っています.
 これは,内容が非常に専門的であることに起因すると思われます.ルーチンワークとして,マニュアル化できないところがあります.
 また,いろんなところで問題視されているかもしれませんが,法人化後,大学職員は労働基準法で守られることになったわけですが,こんな勝手気ままな仕事をしている人に対して誰が残業命令を出すのか,勝手に多くの人が長時間残業します.こんなのちゃんと計算して残業代出すわけにも行きませんので,裁量制度がしかれています.これは,1分でも大学にいれば,出勤扱いというもので,教員はどこで仕事しようと自由になっています.一応大学にいた時間を毎月自己申告することになっています.
 さらに研究費は今となっては殆ど自分でプロポーザルを書いて獲得しなければならない状況になっております.つまり資金も自己調達になってきています.
 こうなると,あれれれ,なんだか一人ベンチャー企業の社長みたいな気分になってきます.この自由と競争は,もう一人孤独な時空間であります.
 そして,自分の研究が世の中にどんなインパクトがあるのかないのか,恐れおののきながら毎日を送っているわけです.というのは,半分嘘で,半分ホントなのです.全く誰も意味を見出さないような,いわば認識されない無から,意味のある何ものかを創造する作業をやらねばならぬ.一年のうちヒットが一つ出ればもう万々歳です.逆に,俺のアイデアってすげー!とナルシスト丸出しな勘違いな時間もしばしばあります.
 えーっと,本当は,こういう立場的な自由は,研究内容を無限に羽ばたかせるための自由な発想に繋がっていくんだよーと言う風につなげたかったのですが,なかなか話がまとまらなくてすいません.

月曜日, 9月 04, 2006

今日読んだ論文

さーてやって参りました,今日読んだ論文その2.
Kao, H and Chen W.P., 2000, The Chi-Chi Earthquake Sequence: Active, Out-of Sequence Thsrut Faulting in Taiwan, Science, V. 288, p. 2346-2349.

です.

これは,1999年の台湾集集地震の地震波データから,逆解法で応力分布を求めたという論文です.
応力場が南から北へ時計回りに回転している.
北部の横ずれ断層が断層を分断して止めている.
南部への余震分布の延長が見られ,今後注意する必要がある.
などが成果として挙げられます.

ま,なんというか,基礎的なデータを示しておりますので,我が研究室の結果と比較する上で有用そうです.どうも北部は横ずれ断層系らしく,メインの南北性の逆断層とはやや応力の分布が違って,特異な場所のような気もします.一昨年からのうちの研究室で使用しているデータは,北端あたりのデータなので,ちょっとこのような設定を考慮しなければならないかなぁと思い至ります.

日曜日, 9月 03, 2006

「キャラクター小説の作り方」読了

 話し方が冗長で,ちょっとうんざりするんですが,論点は明快でなかなかいい視点でした.物語には型があるので,初心者でもパクればいい話が書ける,ちょっとした変形でオリジナリティーを出す,ということでした.これで才能のない人も小説が書けるという.しかし,この本はこれだけにとどまらず,この物語の一般性が,社会をも動かしているとしています.物語が型どおりに進行すると,大衆は安心するという心理を逆手に取って,政治をコントロールしているという議論です.例えば,小泉劇場.内容を深く問う事なく,対抗勢力,なんとなくイメージとしての敵を作り上げ,物語化していると.例えば,9.11後のアメリカ.悪の枢軸を仕立て上げて,理由のない戦争に世論を向かわせたと.これは物語としてのカタチだけあって,中身の矛盾は問われない良い例だ,とのことでした.

 うーん,なーるほど.

 これをうまく使えば,会議をコントロールして状況を自分の都合の良い方に向かわせられるな.単純に敵役を作るんじゃなくて,ま,錦の美旗や,変化の動機となる事件など,必要な条件があるんですが,これらを構造的に思考して設定する.めんどくさいなー.こういうのを策士というのでしょうね.

 キャラクター小説の作り方

さて次の本は,「稲盛和夫の哲学」です.稲盛和夫という人は京セラを一代で巨大企業にした人らしいです.稲盛財団という財団を作った人でもあるようです.財団助成を常日頃狙っている私としては,ちょこっとキーワード的に引っかかります.稲盛財団は京都賞というノーベル賞を補完するような賞を運営しているところでもあります.自然科学分野にも貢献しています.

稲盛和夫の哲学

ちょっと読んだ感じでは,最新の自然科学の成果を引用しながら,しかし,思考は無根拠な哲学という,キメラのような内容です.宇宙の成り立ち,物質の成り立ちを語りながら,輪廻転生を信じるみたいな,これだけ書くといったいどういうつながりがあるのか分からないような内容ですが,どこか遠藤周作的であり,理解できます.

で,もう一冊,予約本を買いました.
なんと遠藤周作の新刊です!

十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。

つい最近,遠藤周作の未発表原稿が発見された模様です.知らなかった.
アサヒコムの記事
こいつは非常に楽しみです.

ところがどっこいしょ

 前回は延々愚痴を言ってましたが,悪いことばっかりじゃないんです.というかいいことのほうが多い.複線ってやつですか.

 大学教育と言えば,なんといっても卒論です.卒論.卒論なんて適当にちょろろっとやったら卒業させてもらっちゃったよー,という方も多々いらっしゃるかもしれませんが,僕に言わせればそれは不幸なことですよ!って余計なお世話です.

 ま,大学や学部によりますが,うちの大学のうちの学部では,意外にちゃんと卒論やります.意外にというと失礼かもしれないが,前にもちょろっと言ったように,まじめじゃなさそうな子でも,ちゃんとやります.田舎の大学で,自然を相手にしているからかもしれません.普段,遊んでいた川や海から,自然を理解しようとする情報を自ら引き出す.これがおもしろいと思ってくれる子がたくさんいます.いい大学です.

 これが,自分の研究心をくすぐるんですね.こういうことやったら面白いかもしれない,と常に考えています.ネタの豊富な博士課程の学生ってそれほど多くないと思いますが,僕も例に漏れず,初めて学生が着いたころは殆どノーアイデアでした.このまま毎年学生が何人も来て,ネタがもつだろうかといつも恐れおののいているわけです.しかし,せっかく卒論をやってもらうからには,面白かったと思って出て行ってもらいたい.なので,なるべく面白いネタを多く探さねばなりません.まぁ,面白いかどうかは学生の判断なので,必ずしも面白いと思ってもらえるわけではないですけどね.
 でも,自分としてはそういう姿勢ですので,勉強しますよ,それは.しかも,教えなければならないので,生半可な知識では馬脚が現れてしまいます.ですから,学生のときよりも一生懸命勉強します.
 研究するにもお金が必要です.大学で定常的に支給される研究費は法人化してから毎年すごい勢いで減らされており,学生指導もママならない状況になりつつあります.サンプル処理するのに,岩石精密カッターの歯とか10万円もしますし,こまごました消耗品も馬鹿になりません.学会やシンポジウム,調査旅費なども結構かかります.それで資金獲得のために研究プロポーザルを書かねばなりません.ここでいいプロポーザルを書く努力もしますね.いくつになっても審査される身分です.
 でもこれもま,ひとえに学生がいるからです.
 ま,恩着せがましく聞こえるかもしれませんが,そうではありません.実は逆にこっちの教員側が育てられていると言う状況だと言いたいのです.まったくありがたいことです.

 大学教員というと学生を馬鹿にして,中身もないくせに偉そうにしているというイメージの人もいらっしゃるかもしれませんが,そりゃー,毎日先生先生なんていわれちゃったら,実力のあるなしに関わらず,自分って偉いのかもしれないと,勘違いしてしまうのかもしれませんね.実はそうではありません.本当に偉い人なんて大学教員にはほとんどいません.偉いフリを組織上しなければならない立場というのはあるかもしれませんが.ちゃんと分かっている教員も多々います.

 こういう状況はなかなか,学生のいない研究所では得られません.教育というデューティーがないことがいいことばかりではない,と言いたい.

 で,次回は基礎科学の自由について,といいつつ,実は大学教員の社会的に異常な自由度について,お話ししようかな.わかりません.

水曜日, 8月 30, 2006

大学教員になったばかりのころの驚き

 大学教員になったばかりのころ,それはもう研究に燃えていましたね.

 今も昔もオーバードクター問題というのが,延々と続いておりまして,多くの博士課程の学生は,いったい自分の将来はどうなるんだろう,と不安な日が少なからずあるわけです.ドクターを取ろうと頑張っている時は,自分の研究にある程度の自負があり,このネタで飯を食えたらどんなに幸せだろうかと夢を持って研究している訳です.つまり,就職先の希望はほぼ研究職であるのですが,この枠が非常に少ない.

 大学教員としての就職は,そんな夢の実現です.そうなんです.
 僕は非常に幸運な事に,早々とそんな夢が実現したんです.これで燃えないわけがありません.

 ところが,学生の頃には想像もできない仕事が大学では沢山ある事にすぐ気がつきます.大学とは言わずもがなですが,教育機関でありますので,大学の存在意義としての学生へのサービス業務が沢山あります.サービスというと聞こえが悪いですが,大学のほとんどの部署は学生のために存在しています.授業のカリキュラム調整,必修選択科目の設定,講義,成績付けという一連の学位システム,退学休学・転学科転学部の対応,数多くの入試への対応などです.入試の数が多いのにびっくりです.まず,一般的な学部入試.推薦入試,センタ−試験から前期後期試験へと,ここで4つあります.あと,大学院の一次・二次試験.これで2回.あと,帰国子女,編入学,社会人入試といろいろ試験があります.最後の方は数が少ないですが,対応の手間は同じです.

 こういったシステムが大学を大学としているという,ま,まったくもってあたりまえすぎることなのですが,研究に燃えておった学生時代には,その恩恵を被っておきながら,実はまったく気がついていなかったということです.

 最初のうちは目新しく,あー面白いと思っていましたが,だんだん慣れてくるにつれて,研究とどうバランスを取るかということを考えるようになりました.研究で業績を出そうとするのはある意味,自分の名誉欲を満たそうとすることであります.自分に実力があるないに関わらず,業績を上げたいと思うものです.一方で,研究とは全く関係ない業務もややあると,ま,ある時の感情によっては,なんかやばいなーと焦ったりする事もあります.で,大学とかじゃなくて,研究だけできる機関があるという噂・・・,というか,ま,教育のデューティーのない機関の人たちをうらやんだりしてしまう時もなきにしもあらずです.

 ところがどっこいしょ.

 で,長くなったので,今日はこのへんで.

木曜日, 8月 24, 2006

今日読んだ論文

無茶だと思うけど,今日読んだ論文というコーナーを立ち上げよう.目標はレターだったら1本一日,フルペーパーは1本3日から一週間ほどでこつこつ読んで行くつもり・・・.無茶だなぁ.
で,読んだ感想を書くと.
次があるか・・・,乞うご期待.

今日読んだ論文は
Kano et al., 2006, Heat signature on the Chelungpu fault associated with the 1999 Chi-Chi Taiwan earthquake, Geophysical Research letter, V. 33, L14306, doi: 10.1029/2006GL026733
です.
なんだか最近の論文の引用の最後の方がよく分からないですね.doiってなんだろ.

で,中身ですけれども,簡単に言うと地震断層は強いのか弱いのか,地震によるエネルギー放出に,熱エネルギーにどれほど変換されているのか,という問題に果敢にアタックしております.
基本データは台湾チェルンプー断層の掘削孔を用いた温度測定で,この掘削孔では1111mに一つの地震断層の候補があるのですが,そのあたりに0.06℃の温度上昇があった.この温度上昇を摩擦発熱として計算してみると,断層強度は非常に弱くなるという結論です.
同様の研究は以前にもあったのですが,その時は掘削孔が非常に浅く,流体移動の影響を受けていたので,正しくないのではないかという議論をしています.
このような弱い断層ですと,摩擦発熱でメルティングを起こしていないだろうということで,断層を弱くした原因は高間隙流体圧か,なんらかの潤滑作用が起こっただろうと解釈しています.
ただ,断層運動に伴って高温流体が局所的に上昇したことも考えられ,今回の結論は可能性としてのみしめせるだろうとのことでした.

あー,やっぱり無茶だな,この企画.
えーっと,ちょっとコメントすると,熱拡散率の物からの実測と合わないのではないかと思うんだけれども,どうなんでしょうか?実測というのは台湾の掘削コアの値です.一般的な頁岩の値と結果から推定される熱拡散率の値は矛盾しない事で逃げを打っておりますが,一般的な頁岩の値も大きくバリエーションを持ちますし,そもそも,実測しているのですから使うべきでしょう.実測の仕方にいろいろ困難もありまして,問題ありなのかもしれませんが.

さて,この企画,本当に次があるのでしょうか?

あるかなー,ないかなー.

月曜日, 8月 21, 2006

読み終わっていた本

まんず一冊本を読み終えておりました.
佐藤愛子「それからどうなる」です.

それからどうなる

佐藤愛子のエッセイです.
なかなかなごみました.こういうのかれこれ10年以上,ぽつぽつ読んどります.
印象深かったのは,
「理屈じゃないんだ,自然をそのまま受け止めよう」
ってところでしょうか.
どうも北海道のイカ釣りが,夜ではなくて,昼間になったようです.これは異常気象とかではなくて,札幌の市場の時間の変更によるものらしい.夜はイカが浅いところまであがってきていて,沢山取りやすい一方,電気代がばかにならない.昼間はイカは深いところに潜っていて,取るのが大変ではあるけれど,電気代が浮いていいや.ってどっちもどっちらしい.あれれ,なんか話が違うかな?

なんだったかなー.すっかり忘れてしまった.とりあえず,漁師にとって理不尽な事があって,そんなことでいいんですか!って佐藤愛子が怒っていたら,漁師は涼しい顔で
「魚はいなくならんよ,海があればさー」
の一言で済ましたらしい.漁師にとって理不尽な事でも,それ以外の分野でその理不尽なことのおかげで生きている人もいるしなぁ,と.

そういうものかも知らん.

次に読んでいる本は
「キャラクター小説の作り方」
です.

なんだか,理屈をこね過ぎな文章で,あまり面白くないですが,ときどきなるほどと思うので,こらえて読んでます.

キャラクター小説の作り方

日曜日, 8月 20, 2006

日本沈没

昨日,映画「日本沈没」を見てきました.一人で.

ヤフー映画レビューによると,悪い評価の人が多かったので,ミッションインポッシブル3にするか悩みましたが,やはりある意味業界関係者である以上,見ておくべきだろうと自分に言い聞かせて日本沈没に決めました.

感想は,意外に良かった,です.
細かいところ,いろいろ突っ込みどころ満載なんですが,映画ですから,いいんじゃないでしょうか?
恋愛の盛り上げっぷりが安っぽく,ヤフーにもあったように,「これで君たち泣くんだろう?」みたいな押し付けがましい点があるにはあるんですが,ここのところ,オヤジくさくなったためか,そういうところも許しつつ,乗ってしまいます.
特に,親を震災でなくした子供の心情描写のところは,もう,簡単にうるうるです.若い時にはないな.

とか,地球科学とは関係ないところで楽しむわけですが,地球科学的にはもうなんてーの,だめだめ.でもま,現実通りに研究を表現しても一般受けしないのは間違いないってことですね.映画の中でも出てきましたが,潜水艇のパイロットが深海の話をすると,ヒロインが
「私小学校のころから理科とか数学とか苦手だったから・・・」
みたいな台詞を言って受け付けてくれない.
沈み込み帯だとか,フィリピン海プレートとか太平洋プレートとか,日本海溝とか南海トラフとか,知らない人がたくさんいるんでしょうね.言ってしまえば,僕は専門バカなので,一般に説明しようとする時に想像力が働かせられない.やっぱり,サイエンスライターみたいな人が必要でしょう.

それから,日本という国土がなくなって,日本国民というのが成立するかというのがもともと原作のテーマだったようですね.映画の中でも,ここで一言「日本国民」と言えば,そういうテーマがぐっと浮かび上がりそうなシーンが2,3カ所ありました.ですが,あえて言わないみたいな.そればかりか,日本国民である前に人間だ,なんて言っちゃったりして.安っぽくなっちゃったな.基本的にパトリオティズムが根底にずーっと流れている映画で,ナショナリズムは極力消そうということでしょう.

この違いを浮き出させるような演出がもう少しあったら,深みが出るのではないかと思います.
でも,全体としては良かったです.

木曜日, 8月 17, 2006

盆休み終わり

お盆休みから帰ってきました.

去年は娘が生まれて始めてのお盆帰省だったので,ずいぶん長いこと休みましたが,今年はその反動か3泊のみです.計画段階から今年は短くしようと思っていたんですがね.たまったマイレージを使って予約をしたところ,空席が少なく,思いのほか短くなってしまいました.

今は嵐の前の静けさなので,こつこつと論文を書こうと思います.9月になると学会要旨の投稿,地質学会(これが大変そう!),2泊3日の授業巡検,あと秘密ですが重要なことがあり,ものすごく忙しくなりそうです.

地質学会は毎年日本国内会場担当大学が変わるのですが,今年はなんとうちの大学です.受け入れ大学は大変だー!!!下っ端の僕なんかはまだましなほうですが,教授・助教授陣は想像以上に大変そうです.

木曜日, 8月 10, 2006

大学という閉鎖社会を開きつつある一部のブログたち

 大学は閉鎖的だと多く人のいうところでありますね.ですが,どうでしょう?

 日本の多数派であるサラリーマン・OL業界も,個別に見たら結構閉鎖的だと思いますよ.カネボウの粉飾決済や,ライブドアのインサイダーなんか,決して透明ではありませんね.単にサラリーマンってみんな同じようだよねー,と思い込んでいるだけでしょう.
ま,大学も法人になりまして,決算は公開するようになりました.

 とかいうと,なんだか保身に走っているようですが,そうではありません.

 矛盾しているような論調ですが,大学教員はサラリーマンに比べたら多分非常に特殊な立場で仕事をさせていただいておりますです.はい.また,このような立場を公金で以て保証されており,納税者の方々に広く理解を得る努力を怠ってはならないという見解は正しいと思っております.大学はいうまでもなく公的なものです.うちの大学も広報の方は非常によい対応をしていただいていると思っております.
 この,うちの大学の広報の方に,ある意味身内である私が敬語を使いたくなる,この環境はどういうことかについては,また後日機会があれば,お話ししたいと思います.

 大学の閉鎖性と公共性のために,いったい大学は何をやっているんだという疑問が沢山の人にもたれているのではないかと思う訳であります.で,どうもいろいろとwebを回っておりますと,どうも大学教員のブログ業界ができているところでは出来ているみたいです.インターネットというメディアを使って,世界中の個人が表現する場を得た今!旧来依然とした大学の閉鎖性が徐々に開かれつつありますね.とんでもないことまで言っちゃっていいんでしょうかって言う感じのブログもありますね.

水曜日, 8月 09, 2006

読書

 読書は子供の頃から好きでした.
 小学校のころ,共同購入みたいのありませんでした?そういうときは,1冊くらい買ってもらえました.
ずっこけ3人組のシリーズが多かったかな.
あとは図書館でシャーロックホームズとか,椋鳩十とかを読んでました.
椋鳩十の闘牛の話を一晩で読んでしまった記憶があります.これも小学生の時でした.

 その後,中学校のころは赤川次郎と星新一ばかり読んでました.
 赤川次郎も星新一も読み込むとだんだん新鮮味が薄れてきて,飽きが来た頃に,なんというか,両氏の創作法打ち明け話みたいな方向に移りました.
赤川次郎なんかは
「困ったら地下組織シンジケートとか出すと楽になる.」とか
「密室は結構難しい」とか
書いていた気がします.
 星新一は単語をメモ帳にばらばらばらーっと書いて行き,突拍子もない組み合わせを眺めながら話を作るとか,そういう創作方法だったようです.星新一はショートショートSFの他にも,自分のおじいさんの話などの小説も書いていて,そういう長編のほうが,面白かったですね.

 高校になると,思春期真っ只中で,遠藤周作を読みまくりました.遠藤周作は僕の心の支えでありますな.
 で,遠藤周作で疲れたら司馬遼太郎みたいな.司馬遼太郎って読みやすくて中身もエンターテイメントを考慮しているので,純文学に比べると疲れません.
 遠藤周作は狐狸庵とか雅号でもっておばかなエッセイなども書いていますが,これまた面白い.マンガみたいでした.ところが,どんどん遠藤周作を読んでいるうちに,そのおもしろおかしいネタの裏にはすごい一般的な思想が隠れているようであることに気がつき,なんというか,こう行間がにじみ出て見えるようになってしまいました.
 遠藤周作の読書法指南によると,どんな作家でもいいから一人の作家をとことん読み込むのがよいといってます.読み込んでいるうちに,どんな作家であれ,その人の哲学が伝わってくるだろうということらしいです.その上,何度も何度も文章を味わう本を数冊持つべきだとも書いてありました.これは,文章の訓練みたいなもんなのでしょうか?
 で,大学までほとんど遠藤周作と司馬遼太郎.

 最近は,この二人からも離れ,理学的な本とか,ビジネス書とか,政治本とか,たまに小説とか,まー雑多に読んでます.
 またいずれ,読み込むべき作家に出会えたらよいなー,と思っとります.

日曜日, 8月 06, 2006

カンニング

先週金曜日,無事自分の講義のテストが終了.半期があっというまに終わりました.といっても成績をまとめる作業が残ってます.

で,テストと言えば,カンニング.(と言ってはいけない)
みなさんカンニングってした事ありますか?
ばっきゃろー!!カンニングで点数とって何の意味があるんだよぉー.そんなことするわけないじゃーん.
とか,
あったりめーだろー.楽して取るっ!効率っていう言葉知ってますか?
とか,
いろいろありますでしょう.

が,

僕は若かりし学生時代,やったことありますです,はい.
若いときは単位さえ取れればいいや,っていうこともありますです.はい.
そんな姿勢だったもんだから,やむなく専門を地学にするはめになったのですが,まさか教員になるとは,ねぇ.

そんな僕がテストを作り,学生に課すわけです.
昨年は,
「みんな大人だろー.カンニングなんかしたっておもしろくないよー.正々堂々,ぶつかってきなさーい!」
といってみたところ,答案用紙に,
「前の席の某がカンニングしてました」
と報告され,がっかりしたしました.
で,今年はもういっそのこと言うのを止めて,信頼していることを姿勢で示したところ,やっぱり
「うしろのやつらはほとんどカンニングしてたよー」
「はっしー,なめられてるよー」
とかいう報告を受け,またしてもがっかりです.

「なめられたってかまわ−ん!いずれ知るだろう,その無意味さを・・・.」
「俺も昔は先生をなめていた.そんなヤツが今の学生を非難する資格はなーい!」
自分に言い聞かせているんですな.

学生を甘やかすな!一生懸命やっているまじめな学生に示しがつかない.尊敬できる先生たらん!
という見方もありましょう.

ですが,僕はもう少し,性善説で行きたいなぁ.裏切られる事は分かってます.

裏切られても信頼しようなんて言うと,なんだかかっこよく聞こえますが,別の見方をすれば,これは責任放棄でもあります.カンニングを厳しく取るということは,学生の半期分全部の単位を奪うということで,学生の人生がやや狂います.これにしっかりと向き合うかということでもあります.学生がこっちを裏切るのと同様に,僕も学生とちゃんと向き合ってないということでもあるんでしょうね.その前にカンニングさせない努力を怠っているという事でもあるかもしれません.盗ませない努力を怠れば,泥棒がはびこるように,世の中は性善説では動いていない.僕も早く大人にならねばならないということでしょうか.

木曜日, 8月 03, 2006

今読んでいる

今,読んでいるのはマンガ.

「毎日かあさん」西原理恵子

毎日かあさん カニ母編

嫁さんが買ったヤツを読んでいる.3巻ある.
子供ってさいこーですね.

うちの子も水たまりに座って,手をつっこんで,その手で頭をてんてんてん・・・,とかやってる.
西原家はもっとすごい,

すぐ読み終わりそうなので,早く次の本を探さねば.何にしヨーッかなー.

今日はついに我が街に地上波デジタルの試験波が放出されるはずなのだが,今朝楽しみにテレビをつけても,電波が来ていないようだった.ひじょーにさみしい.

水曜日, 8月 02, 2006

多様は価値

多様性には価値がある,と言う.
結構僕はこの言葉が好きなのだけれど,場合によっては効果あり,場合によっては逃げの言葉なのだと思われる.
例えば,自信をなくした学生に,人と同じで何がおもしろい!違う事に価値があると励ますと効果あり.

でも,自分の失敗の言い訳にも使えたりして.

例えば,先日,今年通った論文の別刷り請求がなんと,ハンガリーから来た.見てくれている人がいるんだなーと思うわけ.
例えば,先日,投稿していた論文がリジェクトされた.なんて見る目がないんだーと思うわけ.

えーっと,つまり,評価してくれる人がいる一方で,駄目だと言う人もいる.
他人の評価なんかかんけーねーんだよ,多様な事に意味があるんだからさー!
好きなようにやるしかねーさー.
みたいな開き直りにも使えちゃったりしてね.前向きでしょ.

で,明日は学生にテストを受けさせて,僕は彼らを評価せねばならない.
ま,これは授業でやった事の理解度の確認だから基準はある程度明確で,次元の違う話だな.

火曜日, 8月 01, 2006

クライマーズ・ハイ読み終わりました

クライマーズ・ハイ読み終わりました.さすが新聞記者あがりの著者だけあって,非常に贅肉の切り落とされた簡潔な文章で,読みやすかったです.内容もなんというか男のこだわりというか,仕事への姿勢というか,組織のしがらみというか,ま,ありがちではありますが,かっこよいです.JALの墜落そのものについての生々しい記述はほとんどどなく,その空前絶後の大ネタに一地方新聞記者がどういう思いで対応するかが詳細に書かれています.この部分がおもしろかった.新聞記者として名声を轟かせたい欲望がかなり全面に出ており,対象が多くの死である事については,一歩引いた冷静な視点があります.ちょっとこれはどうなんだろうかと思いましたが,そんな事構わずに,それが新聞記者であると断言しているよう内容でした.遺族でもない赤の他人が関わらざるを得ない場合,こういう姿勢がベストな解なのかも知れません.

月曜日, 7月 31, 2006

南海地震のメカニズムを探る

今日,うちの大学で南海地震のメカニズムを探るためのプロジェクトについて,説明会がありました.
みなさん知ってますか?ちきゅう.地球じゃないですよ.ちきゅう.
科学掘削船「ちきゅう」です.
海上から地下6,7キロメートル掘って南海地震の断層を取ってこようという計画なのです.こいつはすごい計画です.いよいよ始まります.といっても来年の秋からですけど,これまでが個人的に長かったので,もういよいよという感じです.乗船希望研究者の募集ももうすぐ始まります.

なんというか・・・,がんばります!

土曜日, 7月 29, 2006

暑い!夏だ!

今日の午前中はすくすく子どもの会みたいなイベントに行って,アンパンマンのステージを見てきた.すごい人が多く,娘は良く見えなかったようだ.あんまりのめりこまず.キティーちゃんの浮く風船を,あるブースからもらったんだけれども,ベビーカーに挟み込んでいたところ目をちょっと放した隙に誰かに取られたらしい.この風船はあっというまに売り切れたらしく,取られたことに気がついた嫁さんは,結構長いこと恨み節を言っていた.僕は,ここがインドネシアだと思えば腹もたたんべ,といってなだめる.

明日,巡検があることを忘れていて,巡検案内書を作りに大学へ休日出勤.
案内書は出来ているので印刷するだけなんだけれども,行くと卒論生が隣の作業部屋で仕事している.
決してまじめな学生じゃないと思うんだけどな.
不思議なことに,うちの大学の学生はこういうの勝手にやる.いい学校だ.

で,さっさとやることやって,ちょっと学生のサンプルを見て,家に帰る.
今日は近所のかなりうまいという噂のうな丼を食べに行くことになっている.
自転車で線路を越えた向こう側.5分くらい.かなり近い.
噂どおり,ちょーうまいうな丼でした.ビールを飲みながらあっという間に食べてしまった.でも,なんだか飲み足りなくて帰りに自動販売機で発泡酒をぽちっとな.
するとどうでしょう!キリンラガービールが落ちてきました.
ラッキー!!!

よーし,これで暑い夏を乗り切るぞ!

水曜日, 7月 26, 2006

続きをよむのテスト

さーってちょっとテストです.


うまくいったかな?



早速ついてないこと

おはようございまーす!!
今日は投稿していた論文のリジェクト結果を受け取り,朝からいきなり落ち込んでいます.
研究室には呪いのコルクボードと幸福のコルクボードが壁に並んでかかっています.
呪いのコルクボードには不合格通知,リジェクト通知,請求書?などが貼ってあり,幸福のコルクボードには合格通知,アクセプト通知,楽しい思い出の写真などが貼ってあります.
それぞれのボードの角にはアイコンとなるブツが引っかかっております.
呪いのコルクボードにはメキシコで買った古代人のお面の焼き物.
幸福のコルクボードには金属製の魚のオブジェ.

良い事も悪い事も受け入れて,前のめりでがんばるのみです.

移転しました!

いろいろな理由で,ブログを移転しました.
新しいブログもよろしく!

今読んでいるクライマーズハイは,かなり面白く,こないだは夜中の1時まで読んでしまいました.
久しぶりに睡魔との格闘で完敗いたしました.いつもならちゃんと電気を消して寝るんですが,そのときは電気をつけっぱなしで寝てしまいました.こいつはすごい!

クライマーズ・ハイ

木曜日, 7月 20, 2006